2019シーズンの58校目の取材は、広島の注目校・安芸南高校サッカー部!取材に協力してくれたのは、キャプテンを務める中村隼だ!
中村 隼
■ポジション:MF
■学年:3年
■身長/体重:170cm/60kg
■出身チーム:WILD FLOWERS(広島)
■自分の見てほしいプレー:裏への抜け出し
Q: キャプテンになった経緯を教えてください。
「前任の畑先生から自分で考えて行動するように言われる方でした。僕が安芸南を選んだのは荷物の整理や、生徒主体のチーム作りに魅力を感じていたからだったので、入部した時から自分のためではなく周りのために率先して動いていました。そうしたら、2年生になって学年のキャプテンに選ばれ、選手権予選後の先輩が引退した時期には投票によってチームキャプテンに選ばれました」
Q: キャプテンになってから大変だと感じたことはありますか?
「今までは選手主体で練習メニューを決め、メンバー選考をしていました。ただ、お互いに気を遣いすぎて本音や言いたいことを言えずに悩んでいました。1年生の頃から言いたいことを言えないまま3年生になり、練習の雰囲気が悪くなっていたように思います。ただ、7月にミーティングを行い、3年生と下級生が一緒になり、チームがどこを目指すのか、どうやってチームを引っ張っていきたいか話し合いました」
Q: 夏の遠征での収穫は多かったですか?
「7月末に行った4日間の大阪遠征がチームの再スタートとなったのですが、得た物は大きかったです。選手同士でコミュニケーションがとる時間が増え、言いたいことを言い合えました。また、宿舎での過ごし方など公共の場での態度を今まで以上に気を付けるようになりました。藤井監督に知り合いの方をたくさん紹介してもらい、プレー面のアドバイスを貰えたのも大きかったです」
Q: 選手同士の話し合いによって変化が生まれたことはありますか?
「安芸南は県大会のベスト8に行ったことはありますが、それ以上はまだ進めていません。まずは誰も行ったことがない所に行って、新しい景色を見ようと話し合いました。ただ、夏の遠征ではフィジカル面での弱さやボールを扱う能力など課題が見つかりました。一方で苦しい時に皆で声を掛け合ったり、ポジティブな雰囲気でプレーできるようになってきたので、これから更に頑張れば選手権でも良い結果が残せると思います」
Q: 最後にキャプテンで良かったと思える瞬間を教えてください。
「色々あるのでどれを挙げようか考えてしまいますね。僕はメンタルが弱くて悩むことが多いのですが、宿舎で和気あいあいと話している瞬間は悩みを忘れることができます。また、皆で声を出しながら本気で頑張り、試合に勝てた時はキャプテンをやっていて良かったと思えます」
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