2019シーズンの23校目の取材は、兵庫の名門・滝川第二高校サッカー部!
多くのJリーガーを輩出している名門を引っ張るキャプテンは、どんな苦労をしてきたのか。取材協力してくれたのは、チームをまとめる口石典明キャプテン!

☆昨年取材した口石キャプテンの記事はコチラ!

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口石 典明
■ポジション:DF
■学年:3年
■身長/体重:177cm/68kg
■出身チーム:神戸FCジュニアユース(兵庫)
■自分の見てほしいプレー:ビルドアップへの関与と身体を張った守備

Q:キャプテンになった経緯を教えてください。
「2年生の時に松岡(徹)監督から副キャプテンに任命してもらったのがきっかけでした。これまで下級生で副キャプテンをした選手はおらず、僕が初めて。元々はしっかりしているキャラではなかったのですが、任されたことで『チームをまとめなければいけない』と自覚が芽生えました。1年間の取り組みが評価されたから、新チームになった際に投票でキャプテンに選ばれたのだと思います」

Q:チームをまとめるために意識していることは?
「昨年はキャプテンを支える立場に回っていたのですが、時には先輩に厳しく言わなければいけない場面もありました。自分の思ったタイミングで思ったことを口にしていた昨年とは違い、今年はチームをいかにまとめて同じ方向を目指せるかを意識しています。新人戦で負けたのはチームがバラバラだったから。普段の生活や練習が試合に出たと思うので、ミーティングをして方向性を合わせるようにしています。厳しいことを言うのは副キャプテンに任せて、自分は調整役というイメージです」

Q:タキニの特徴である明るさをチーム力に変えるのがキャプテンの仕事とも言えます。
「そこは簡単なことではありません。自分が常に言っているのは、オンとオフの切り替えで練習が終わってからはふざけても良いけど、なぁなぁな気持ちで入るのは良くない。練習前の円陣になると気持ちを切り替えるように伝えています」

Q:キャプテンは大変だなって思う瞬間は?
「常に大変だと思うことばかりです。準備は後輩たちに任せているのでミスも多くて、厳しく言わなければいけません。全国に行くぞ!と皆で声を出していても気持ちがバラバラになってしまう時はあるので練習中に選手を集めて、気を引き締めたりもします」

Q:反対にやっていて良かったと思う瞬間は?
「毎日、思っています。キャプテンの仕事はやりがいがありますし、なってみないとキャプテンのしんどさは分かりません。これまでのキャプテンがしんどいと言っていた理由もやっと分かりましたし、それも良い経験だと思っています」

Q:凄く前向きな考え方ですね。
「尊敬しているのは父で、家でも話す機会が多いんです。キャプテンの悩みを話すと、『会社にも置き換えができる。社会勉強になるからポジティブに頑張れ』と言ってもらえました。尊敬にしている父の言葉なので大事にしています」

Q:昨年は夏冬共に全国に出られなかったので、今年にかける想いも強いのでは?
「皆の方向性がブレなければ、試合中に喧嘩をしてもチームは一つにまとまります。一人が自己中になるとブレてしまうので、チームが同じ方向を見続けて、全国で勝てるチームを目指します」

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