2019シーズンの71校目の取材は、山梨県リーグ1部に所属し、今夏のインターハイにも6年ぶり30回目の出場を果たした韮崎高校サッカー部!元日本代表の中田英寿も輩出した伝統校で、取材に協力してくれたのはキャプテンの雨宮修真だ!

雨宮 修真
■ポジション:DF
■学年:3年
■身長/体重:179cm/68kg
■出身チーム:韮崎スポーツクラブ(山梨)
■自分の見てほしいプレー:空中戦とフィジカルの強さ

Q:キャプテンになった経緯を教えてください。
「選手権の予選を負けてから、自分が声をかけることが多く、自分がチームを引っ張る機会が多かったんです。練習の最初の掛け声も自分がやっていましたし。ただ、チームのキャプテンは直ぐに決まらず、その期間が続いてみんなから『お前がキャプテンで良いんじゃないか』と言われ、今村優貴監督からも『キャプテンをやってみないか』と話を貰ったんです。そこで自分も『やらせて下さい』と伝えて、自分がキャプテンをやることになりました」

Q:最終的に監督から打診を受けたのはいつぐらいですか?
「12月ぐらいですね」

Q:正直、自分がキャプテンになると思っていましたか?
「1年生の頃は全然そういうことは思っていなかったですし、1年生の頃は他にキャプテン格の選手がいたので、そいつがなるんだろうと思っていたんです。でも、2年生になって試合に出る機会も増えて、1年生からゲームに絡んでいたこともあって、チームの中心的な立場になってきたというのを感じていた。選手権が終わったあたりから、自分がキャプテンになってもおかしくないかなというのは感じていました」

Q:今年は怪我で試合になかなか出られていないので、複雑な心境もあると思います。どのようにしてチームをまとめていますか?
「今年は新人戦以外、スタートから試合に出られていません。本当に悔しい時期が続いているのですが、その中で総体予選開幕前はチームもまとまっておらず、『大丈夫かな』という不安な気持ちがあったんです。なので、2代前のキャプテンに連絡をとって、まとめ方の方法を色々聞いたりしたら、『意思表示をしたほうがいい』とアドバイスをもらいました。そこから3年生を集めて、話をしました。僕はインターハイ予選開幕直後に怪我をしてしまったので悔しかったけど、県大会で優勝できたのですごく良かったなと思います。総体前まではチームを引っ張ることがかなり大変でしたけど、そこからは同じ方向を向くようになりました。なので、優勝してからはまとめやすかったですね」

Q:チームをまとめている中で大変だった点はありますか?
「練習が終わった後に3年生だけを集めて、チームの状況が良くないからこのままでは勝てないというのを話したんです。そこで『今からでも間に合うから協力してほしい』と伝えました」

Q:まとまっていなかった理由は?
「全体的に3年生の声が出ていなかったのと、雰囲気を締められる選手があまりいなかったんです。なので、その日によって練習のテンションが変わってしまう場合が多く、精神的に未熟な部分がかなりありました。それでは勝てないと想い、『俺も悩んでいるから一緒に悩んでくれ』というのを伝えたんです。すると、比較的スムーズにまとまりましたし、その後も月金は3年生だけで昼食を取って、改善するためにはどうしたらいいのかを話し合っていたんです。そういう時間を設けたことで少しずつ練習の雰囲気も締まり、Bチームの練習も良くなってきたというのは聞くようになりました」

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