2019シーズンの46校目の取材は、兵庫の強豪・三田学園高校サッカー部!
インターハイにも出場する奈良の強豪校を引っ張るキャプテンは、どんな苦労をしてきたのか。取材協力してくれたのは、チームをまとめる森田雄大キャプテン!

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森田 雄大
■ポジション:MF
■学年:3年
■身長/体重:174cm/63kg
■出身チーム:伊丹FC JY(兵庫)
■自分の見てほしいプレー:プレスバックと身体を張ったプレーとセカンドボールの回収

Q:キャプテンになった経緯を教えてください。
「いつもは福原監督がキャプテンを指名するのですが、今年は選手全員の投票で決めることになり、全員が僕に票を入れてくれました。今年はキャプテンキャラがおらず、1年生の頃からトップチームに絡んでいた僕が皆に声をかけてチームを引っ張っていたから選ばれたのだと思います。僕自身もキャプテンが浮かばなかったので、自分に投票しました」

Q:全員に選ばれたことで、責任の重さも感じそうです
「事前になるだろうと思っていたので、昨年や一昨年のキャプテンに相談しながらチームを作っていこうと考えていました。意識しているのはミーティングで全員が集まってもダレてしまったら意味がありません。なので、守備陣から順番に試合に出たメンバー全員が試合の感想を話し、そこで挙がった議題の中から深く掘り下げられそうな議題を全員で話すようにしています。試合終わった直後にご飯を食べながら行うので、食べるのに熱中する選手もいますが、全員で課題を共有しやすくなったのでチームが成長できたと思います」

Q:キャプテンになってから力を入れていることはありますか?
「ゴミ拾いです。強いチームの多くが取り組んでいるので真似して、皆に応援されるチームでないと強くなれないと考え、意識的にゴミを拾っています。毎年、新チームが発足した時に掃除当番を決めるのですが、なかなか継続できていないので、今年は変えたいと思い、毎日声をかけています。近所の公園で自主練する時もゴミを見つけたら、見過ごせないと思うようになりました」

Q:チームをまとめるために意識していることも教えてください
「積極的に1年生に声をかけて話しやすい空気を作るようにしています。1、2年生だった時のキャプテンは堅い人だったので下級生が話しにくい感じだったので、そこは崩していこうと考えています」

Q:キャプテンをやっていて良かった瞬間は?
「インターハイ予選で初めて県の頂点に立ちチームの歴史を作れたのは嬉しいのですが、今はストレスがえぐい。みんなに見られているから、自分は絶対にサボってはいけないという緊張感とみんなにどうやったら指示を聞いてもらえるか常に考えているので、キャプテンになってすぐは身体にたくさん蕁麻疹ができました。今は本を読んで新しい考え方と視点を取り入れて、ストレスと向き合うようにしています」

Q:最後にインターハイの意気込みをお願いします
「兵庫県勢は初戦敗退が続き、上位に勝ち進めていないので、今年は三田学園が良い所まで行きたい。インターハイ予選は自分たちの良い所が出し切れなかったので、大会までにチームの調子を上げていきたいです。楽勝で勝てる試合はないと思うので、常にチャレンジャーというか下克上を果たすつもりで試合に挑みます」

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