2020年42校目の取材は、宮城の名門・仙台育英高校男子サッカー部!
仙台育英男子サッカー部のキャプテンは、コロナ禍の今季どんな苦労をしてきたのか。取材協力してくれたのは、キャプテンMF豊倉博斗選手だ!

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豊倉 博斗
■ポジション:MF(左サイドハーフ)
■学年:3年
■身長/体重:172cm/68.7kg
■前所属チーム:にかほ市立仁賀保中学(秋田)
■自分の見てほしいプレー:「サイドの選手なので、攻撃も守備も1対1の強さは誰にも負けません」

Q:キャプテンに選ばれた経緯は?
「昨年11月の新人戦の時から城福監督に『キャプテンになるかもしれないから、準備をしておいて』という感じで言われていました。選手権が終わって新チームが始動したのが1月中旬で、その時に監督から正式にキャプテン就任を告げられました」

Q:キャプテン就任の感想は?
「1年生から上のカテゴリーにいさせてもらって、他の人より学ぶものもありました。キャプテンとして新人戦を戦った後、前キャプテンの小林虎太郎君(現・明治学院大)と2人で話してキャプテンに必要なことを聞いて準備をしていたので、スムーズにキャプテンになれたと思います」

Q:2年連続秋田県出身選手がキャプテンとなりましたが?
「虎太郎君は中学校は違ったのですが、小学校でずっと同じチームでした。選手権も同じサイドを組ませてもらったので、一番思い入れがあって、一番信頼していた先輩で、相談もしやすかったですね」

Q:しかしその後新型コロナウイルスの影響で練習できない期間ができてしまいました。苦労したことは?
「再開の見通しが無く大会があるかどうか分からない時は、何を目指して練習していけば良いのかチームとして確立できるものがありませんでした。練習にも精が出ず、どこに照準を合わせれば良いのか分からず苦労しました。2ヶ月間チーム練習がなかったので、最初は自分の体と相談しながら各自コンディションを上げていった中、スーパープリンスリーグ東北や選手権の開催が決まると、そこに照準を合わせるため3年生でミーティングをして『受験もあって大変だけれども、最後は全員3年生が出られるくらい頑張って、そうした大会を目指していこう』と話しました。体外試合がほとんど無くて、チーム内の紅白戦が多いのですが、選手権に出たメンバーを中心に良い意識をつくれています」

Q:今後の目標は?
「コロナの前は選手権で先輩たちの代の成績を越えることだったのですが、コロナでいろんな大会がどんどん無くなっていく中、『かわいそうな代』『無かった代』『消えた代』と言われるのがすごく嫌でした。選手権で結果を残すことで『この代がインターハイに行けたら面白かった』と後々言ってもらえる代にしようと思っていて、これからの大会で成績を残すことを意識したいです。自分たちは昨年の選手権メンバーが前線に多く揃っています。昨年までは守備が特長的でしたが、今年は守備に加えて攻撃陣の個の力や極めてきたサイド攻撃を見せたいですね」


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