2020年34校目の取材は、東京の強豪・関東第一高校サッカー部!取材に協力してくれたのは、キャプテンの高木駿選手!キャプテンに選ばれたときの心境や経緯、今年の抱負などを話してくれたぞ!

高木 駿
■ポジション:DF
■学年:3年
■身長/体重:179㎝/78㎏
■前所属チーム:深川第七中学(東京)
■自分の見てほしいプレー:キャプテンシーと身体の強さ

Q:キャプテンになった経緯を教えてください。
「キャプテンを決める前に、僕、類家曉、笠井佳祐、野田好誠が小野貴裕監督に呼ばれて話をされたんです。その時に監督が『責任感が強い駿にキャプテンを任せようと思う。どうだ?』と言われ、自分に決まりました」

Q:自分がキャプテンになる予想はしていましたか?
「2年生の時から試合に出場していましたが、自分がキャプテンをやるとは思っていなかったのでびっくりしました。2年生の頃はプレーでチームを引っ張るタイプではなく、チームのムードメーカーだったんです。ただ、小学校と中学校でキャプテンをやっていました。なので、なんとなくやり方は分かっているので焦りはありませんでしたね」

Q:新型コロナウイルスの影響で約3ヶ月は全体で練習ができませんでした。この期間はどのようにしてチームをまとめていましたか?
「本当にこの3ヶ月は難しかったです。LINEなどを使ってチームメイトに声を掛けていたのですが、直接言えなかったので本当に大変でした。文字でしか伝えられなかったのが本当に辛くて...。なので、これだけの期間サッカーから離れてしまうと、(インターハイや関東大会の中止も決まったので)仲間のモチベーションが落ちてしまうのは仕方がないなと思っていました。このような状況を踏まえた上で、どうチームをまとめていくか。『気持ちを落とすな』と言っても難しいので、そういう選手には『活動再開したら、また頑張ろう』と言葉をかけ、『モチベーションがある人にはどんどんやっていこう』と話していました。気持ちを直接伝えられなかったので難しかったですが、人によって接し方を工夫していましたね」

Q:6月中旬から全体練習が再開しました。改めて、久々のトレーニングはどうでしたか?
「再開初日の練習で個人差が出るかもしれないと思っていたのですが、意外にそうではありませんでした。3年生だけの練習でしたけど、『誰もが気持ちを落とさずに取り組んできた』と感じ、本当にびっくりしました。そのあとに2年生と一緒にやりましたが、あまりモチベーションを落としている選手がいなかったので、そこは今年の良い部分だと感じています。また、今年は新型コロナウイルスの影響で1年生とほとんど接していないので、個人的にミーティングをする場を設け、積極的に話すように心がけています」

Q:インターハイがなくなったけど、それはどう捉えていますか?
「年末のフェスティバルから関東大会に向けて準備をし、インターハイ出場を目指していました。でも、大会が全て中止になったので選手権に向けて気持ちや方向性を揃えるのが難しかったです」

Q:難しい状況ですが、誰かに相談はしましたか?
「田畑GKコーチには相談をしていました。田畑コーチの世代は東日本大震災があり、今回ほど長くはないですが、練習ができなかったと聞きました。その当時の話をしてもらい、参考にさせてもらいました」

Q:最後に意気込みを聞かせてください。
「休みが明け、"選手権に行こう"という気持ちになり切れていないかもしれませんが、少しずつ準備をして東京を奪還して選手権に出ます!」

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