2020シーズンの8校目で登場してくれた昌平高校サッカー部と、同じく22校目で登場してくれた市立船橋高校サッカー部。
両チームのキャプテンに、対談形式で色々、話を伺ったぞ!WEB取材に協力してくれたのは市立船橋高校の石田侑資選手と昌平高校の須藤直輝選手!
今回は、インターハイ中止を受けての最初の心境も含め、想いを聞いてみたぞ。

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石田 侑資
■ポジション:DF
■学年:3年
■身長/体重:172cm/66kg
■前所属チーム:徳島ヴォルティスジュニアユース(徳島)
■自分の見てほしいプレー:的確なコーチングとキャプテンシー

【千葉の名門・市立船橋サッカー部|石田侑資のキャプテンはつらいよ!?】

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須藤 直輝
■ポジション:MF
■学年:3年
■身長/体重:168cm/62㎏
■出身チーム:大宮アルディージャジュニアユース(埼玉)
■自分の見てほしいプレー:キレのあるドリブルを生かしたチャンスメイク

【埼玉の強豪・昌平サッカー部|須藤直輝のキャプテンはつらいよ!?】

Q:インターハイが中止となりました。最初の心境も含め、想いを教えて下さい。
石田「コロナウイルスが流行してから、インターハイが中止になる噂を耳にしていました。どんどん月日が流れ、3月下旬から4月上旬には『ある程度の大会がなくなる』と覚悟していましたね。その時の心境は、プロや大学にアピールできなくて悔しいなと思いました。でも、自分はすぐに気持ちを切り替えましたね。冬の高校サッカー選手権はあると信じていますし、プレミアリーグも開幕するはず。なので、今は大会に向けてチームとしても個人としても、良い状態で挑めるように備えるつもりです。もちろん大会が中止になり、残念な気持ちもありました。ただ、こればかりは仕方ありません。次に向けて、取り組んでいくしかないと考えています」

Q:昌平はいかがですか?
須藤「自分は1年生の時のインターハイ準決勝で西川潤君(現・C大阪)がいる桐光学園に完敗し、すごく悔しい想いをしました。その年は選手権に出場できず、次こそは日本一になるという気持ちで2年生の夏を迎えたのですが、県予選で負けてしまいました。だから、『今年こそはやってやろう』と思っていたんですけど、大会中止が決まった時は流石に簡単に気持ちを切り替えられませんでした。2、3日はボールを蹴れませんでしたし、本当に悔しくて...。でも、やっぱりキャプテンとして前を向かないといけません。チームメイトもほぼ進路が決まる夏のインターハイに賭けていた中で顔を上げていましたし、昌平に限らずサッカーをやっている同年代の選手たちがSNSで『"02世代"頑張ろう』という投稿をしていたんです。そうしたら、『自分もグズグズしてられない』と思えて、今は決定を素直に受け入れて日々を過ごしています」

Q:お互いに共通しているのは高卒でプロ入りを目指しています、だからこそ、気持ちが分かる部分もあるのでは?
石田「自分はJ クラブの練習にまだ参加できていないのでインターハイに懸けていました。なので、今をどう過ごすかで、今後に差が出てくるはずです。再開した時のために、今だからこそできる取り組みがあるはず。どれだけ自分に矢印を向けられるかを意識して、自宅で様々なことに取り組んでいます。もちろん、個人の進路で不安な部分はあります。ただ、キャプテンとしてというと言い過ぎかもしれませんが、市立船橋を良い方向に持っていかないといけません。それは個人の力だけでできないので副キャプテンと話したり、チーム全体でミーティングをしていたのですが、そうしている内に自分はすぐに気持ちを切り替えることができました。
須藤「この期間に先輩たちは様々な大学やJクラブの練習に参加していたので、選択肢の幅が狭くなってしまうのはマイナスかもしれません。だけど、一つの大学やプロチームについて深く知るチャンスでもあり、選択肢が絞れることを前向きに捉えてやっていくしかないと思っています」

次回は、「10年後の自分」や「お互いに聞きたいこと」をテーマとした記事をお届けするぞ。

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