2020年33校目の取材は、昨年の高校サッカー選手権に出場した日大藤沢高校サッカー部だ!取材に協力してくれたのは、キャプテンの宮川歩己選手!キャプテンになった経緯、新型コロナウイルスの影響における自粛中の過ごし方、今年に懸ける想いを聞いたぞ!
宮川 歩己
■ポジション:DF
■学年:3年
■身長/体重:181cm/66kg
■前所属チーム:横浜F・マリノスJrユース追浜(神奈川)
■自分の見てほしいプレー:空中戦と対人プレーの強さ
Q:キャプテンになった経緯を教えてください。
「去年の高校サッカー選手権は、自分たちの代から僕も含めて4名の選手が試合に出ていました。その中で僕たちが主軸となっていますが、キャプテンは全部員の投票で選ばれたんです。僕はキャプテンになる前から学年のリーダーとして意見の取りまとめなどをやっていましたし、CBでコンビを組んでいた前キャプテンの青木駿人君の取り組みを見ていたので、最終学年になった時の振る舞いを下級生の時から常に考えていました。新型コロナウイルスの影響で練習ができない状況でしたが、自分の中でしっかりと準備をして青木君を超えられるようにやっていきたいです」
Q:去年の選手権ではベスト16で敗退しました。その悔しさや先輩たちの想いを伝えていく役割もありますが、そこはどのように捉えていますか?
「去年の日大藤沢は全国優勝を目標に掲げ、冬の選手権では無失点で県予選を勝ち上がって全国大会に出場できました。ただ、本大会ではベスト16で敗退し、日大藤沢の全員が歯がゆい想いを味わいました。僕個人としても目標である全国制覇できず、ピッチに立っていた人間として素直に悔しかったのを今でも覚えています。ただ、間違いなく全国の舞台で感じた想いがあるので、それを経験した4人が中心となり、気を引き締めていかないといけません。去年のチーム以上にならないと、先輩たちは超えられない。県予選を2連覇をして、全国制覇をするためにも、自分たちで道を作っていかないといけません。本当にあの敗戦は悔しくて、ベスト16で負けた光景をいつも思い出すので、今年は結果を残したいです」
Q:新型コロナウイルスの影響で3月2日から休校になりました。それ以降はどう過ごしていましたか?
「こんなに自粛が長引くとは思っていませんでした。ただ、活動休止中は家の近所を走るぐらいしかできなかったですけど、再開した後にちゃんと動けるようにしたかったので、できる範囲で準備をしていました」
Q:インターハイ中止が決まった時の気持ちは素直にどうでしたか?
「インターハイがなくなったことはショックでしたけど、やっぱり自分たちの目標に向けて達成できる場所がまだ残されています。自分は気持ちを切り替えられましたけど、その一方で夏の大会で進路を決めようとしていた仲間もいたので彼らはモチベーションが落ちたかもしれません。なので、僕は仲間のメンタル面をどうやって上げていくかをすぐに気にしていました。自分から連絡をし、『モチベーションはどう?』などを尋ね、活動が再開したときにみんなの想いが同じレベルでできるように動いていました」
Q:キャプテンとして、チームをまとめる上で大変だったことはありますか?
「モチベーションを落とさないようにして、チームをどうまとめていくか。みんなで一体感を持って取り組んでいくかはかなり考えました。僕は下のチームとか関係なく、みんなでやっていくためにも全員と話していました。『試合に出られないから関係ない』では良くありません。下のチームでもやるべきことを全力でやる。それがあったからこそ去年は強かったんです。自分たちもこの時期を乗り越えないとダメなので、スタートダッシュを切るためにも、色んな人とコミュニケーションを取りながら一体感を出すことが大事。最近のトレーニングも雰囲気が良いので、3年生主体で盛り上げていきたいです」
Q:選手権への意気込みを教えてください。
「先輩たちが残してくれた選手権予選優勝と本大会ベスト16を超え、日大藤沢の最大の目標である全国優勝を目指していきたいです。この時期でどれだけプラスにできるかが大事なので、チーム一体となって進んでいきます」
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