2020年47校目の取材は佐賀の強豪である佐賀東高校サッカー部!取材に協力してくれたのは、キャプテンの寺崎朋範選手!キャプテンに選ばれた時の気持ちや全国王者のチームで腕章を巻く重みなどを話してくれたぞ!

寺崎 朋範
■ポジション:MF
■学年:3年
■身長/体重:179cm/70kg
■前所属チーム:西有田中学(佐賀)
■自分の見てほしいプレー:長短のパスと1対1の強さ、キックの精度、ヘディング

Q:キャプテンになった経緯を教えてください。
「昨年12月に初めに部員全体でのアンケートでキャプテン候補を決め、最終的にスタッフの話し合いによって選ばれました。皆からキャプテンに選ばれるかなとは思っていました。また、1年生の頃からトップチームの試合に出させてもらい、先輩たちから『自分から声を出さないとこれからやっていけない』とアドバイスを貰ってきました。遠慮していたら、上には行けません。学校生活ではふざけた部分を見せますが、サッカーになるとチームメイトに厳しく指摘もしてきたので、チームを引っ張れる自信もありました」

Q:トップチームで出場してきた経験を今年のチームにどう伝えたいですか?
「僕たちは入学してから選手権には一度も行けていません。自分たちは2年間負けを経験し、悔しさを知っています。個人としては1年生の時は昨年関係なく、自分のためチームのため2,3年生にもっと強く指摘すべきだと感じました。コミュニケーションをもっと多くとるべきだったとも思います。先輩たちが一生懸命頑張っても立てなかった舞台なので、自分たちはもっと追及していかなければいけません。強かった東高が弱くなっていると言われるのは悔しいので、今年は全国に行きたいです」

Q:コミュニケーションはキャプテンになってから意識していますか?
「自分たちは100分練習と決まっているので、短い練習時間の間になるべくたくさん声を掛けるように意識しています。また、練習する時間を1秒でも無駄にしたくないので休憩終わりやメニューが切り替わる時にテキパキと動くよう声を掛けるようにしています」

Q:キャプテンになってからの意識の変化を教えてください。
「一人ひとりが声を出したり、チームを盛り上げてくれています。全員がキャプテンの仕事をしてくれているので、他のチームのキャプテンより負担は少ない気はします」

Q:やっていて良かったと思える瞬間はありますか?
「1月の新人戦で優勝した瞬間です。県大会を負けずに終わり、チームの雰囲気が良くなりました。2月の九州大会にも進めたので、新人戦に選ばれなかったメンバーも新たな競争も生まれました。結果を出すことによってチームが良くなると実感し、メンバーに入っている選手の責任を改めて強く感じました。キャプテンはより責任が強い立場なので、結果が出たのは嬉しかったです。反対に負けたら、"あの時もっとこうしていれば良かった"という想いも出ます。SSP杯(6月に行われたインターハイの代替大会)は2回戦で負けてしまったのは、個人やチームの隙があったから。選手権もそういう隙で負けるのは嫌なので、練習からもっと突き詰めていきたいです」

Q:大変さを感じる瞬間はありますか?
「監督やスタッフに言われたことをいかに簡潔にチーム全体に伝えるかは難しいです。練習中も含めて常に頭を使います。プレーでもボランチは攻撃も守備もどこに立つか周りを見て、味方に発信していかなければいけません。頭を使い過ぎて、痛くなることもあります」
Q:最後に選手権への意気込みを教えてください。
「1年生の時にインターハイを経験してからは全国の舞台に立てていません。自分たちの目標としている全国制覇を達成するためには、まずは県の頂点に立ちたい。蒲原先生に教わったポゼッションやハードワークを意識して頑張っていきたいです」


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