2020年シーズン、幾多ある高校サッカー部において、各々特有のあるあるネタがきっとあるはず！？ 今回は、広島の強豪・瀬戸内高校サッカー部ならではのあるあるを聞いてみたぞ！
①走る前の準備がすごい！
大池「走力が武器の一つの瀬戸内は走りのメニューが多いのですが、その日はみんなの準備がすごいです」
今田「学校の裏山にある『高天原（たかまがはら）』という場所でのインターバル走を『たかま』と言います。そこに行く前に個別に水を用意したり、いろいろ済ませます」
大池「それと、みんながトイレに行きます。混雑するので、サッカー部以外の生徒が戸惑うこともありますね（笑）」
梁「今日も準備してから向かいました（※取材日が『たかま』の日だった）。最初は全然走れませんでしたが、だんだん体力がついてきて、走れるようになってきました」
今田「本当にしんどくて、逃げたくなります。でも逃げずに走ることで体力だけでなく、メンタルも鍛えられます。いい練習です」
②１対１が止まらない！
今田「全体練習後の自主練習では、１対１をすることが多いのですが、誰かが勝負を始めると、どんどん集まってきて、最終的にみんなで１対１をします。いい雰囲気で練習できていると感じますね」
大池「最初は何本かやって終わろう、と思って始めるのですが、やめられないんです。そうするうちに集まってきて、止まらなくなります。攻撃対守備の勝負を繰り返しながら、粘り強さがついていきます」
梁「先輩相手に勝負しています。最初は全然抜けずに悔しくて、どうやれば抜けるのかを研究して練習を重ねたおかげで、かなり強くなったと感じています」
今田「月曜日と火曜日が自主練習なので、そこでもみんなで１対１をやることが多いです」
大池「それぞれの課題にも取り組んで、自分はキックの精度を上げる練習をします」
梁「自分は試合をイメージして、カットインからのシュートや、止める・蹴るの基礎をよくやっていますね」
③片付け＆着替えは超スピード！
梁「瀬戸内は19時30分完全下校ですが、自主練習をギリギリまでやるので、その後の片付けや着替えが、ものすごく速いです。着替えは２分くらいで終わります（笑）」
大城「サッカー部だけでなく、バスケットボール部やバレーボール部も同じです。着替えのスピードは、かなりすごいですよ！」
今田「本当にギリギリまでやってから、みんなで片付けて、着替えて。敷地の外にある多目的館で着替える1年生と3年生は、鍵を返してから校門を出るのが19時30分なので、かなりバタバタしますね」
梁「他の高校とは片付けも着替えもスピードが違います。最後は走って自転車を押して、校門を出ることもあります！」
④体育教官室は入りづらい！
大池「瀬戸内の体育の先生は迫力があるので、体育準備室に入るときは緊張します」
今田「サッカー部の田中健二郎監督も体育準備室にいるので、１年生のときは、めちゃくちゃビビっていましたね」
梁「かなり慣れましたけど、最初は声も震えていました。緊張し過ぎて」
大池「体育準備室と比べたら、職員室は全然緊張しません。気楽に入れます（笑）」
今田「用事がなければいいのですが、筋トレをするときは体育準備室で鍵を借りなければいけません。１年生のときは『お前が行けよ！』と押し付け合って、最終的にじゃんけんで誰が行くかを決めていました（笑）」
あるあるを教えてくれたのはこの3人！
大池 常（写真左）
■ポジション：MF
■学年：3年
■身長/体重：176cm/67kg
■出身チーム：サンフレッチェ広島ジュニアユース（広島）
■自分の見てほしいプレー：「走力を生かして裏に抜けたり、カバーリングをして周囲を助けるプレー」
今田 大稀（写真中）
■ポジション：DF
■学年：3年
■身長/体重：169cm/67kg
■出身チーム：サンフレッチェ広島ジュニアユース（広島）
■自分の見てほしいプレー：「守備の球際の強さ、スプリントで味方を助けるプレー」
梁 俊虎（写真右）
■ポジション：MF（左サイドハーフ）
■学年：2年
■身長/体重：173cm/66kg
■出身チーム：シーガル広島ジュニアユース（広島）
■自分の見てほしいプレー：「サイドでドリブルで仕掛けて縦に突破するプレー」
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