東京の強豪・修徳高校サッカー部!今回取材に協力してくれたのは、キャプテンの谷口拓海選手!キャプテンになった経緯やチームをまとめる上で参考にしている選手を聞いたぞ!
谷口 拓海
■ポジション:DF
■学年:3年
■身長/体重:166cm/64㎏
■前所属チーム:修徳中学(東京)
■自分の見てほしいプレー:チームをまとめるリーダーシップ
Q:キャプテンになった経緯を教えてください。
「1年生の頃から試合に出せてもらっていたのですが、2年生の時は怪我で満足にプレーができませんでした。1年間で2度左の鎖骨を骨折したんです。3ヶ月ぐらい休んで復帰したら、1週間後に練習でまた同じ箇所を折ってしまいました。自然治療で完治を目指していたのですが、同じ場所をまた折ってしまって...。その中で自分は修徳中でも副キャプテンもやっていたので、1年生の頃からチームのまとめ役を担っていました、キャプテンという役職ではなかったですが、自分からそういう役割をやっていたんです。新チームになったタイミングで怪我も治りましたが、去年同様に試合には出られていなかったんです。でも、岩本先生から『谷口がやってくれ』と言われたので、自分がやらせてもらいました」
Q:キャプテンになる予感はありましたか?
「どっちかというと、自分だろうなという気持ちはありました。自分に任せてほしいという気持ちもありましたね。2年生の頃、試合に出られていなかったので不安はありましたけど」
Q:キャプテンをやって見ての苦労はどう?
「チーム全体をまとめるのは得意なのですが、就任した当初は試合に出られていなかったので難しかったですね。ただ、このチームの良いところは一人一人が引っ張っていくところ。ブワニカ(啓太)、大森(博)、高橋(港斗)たちを中心に引っ張っていってくれます。自分だけではなく、みんながやれる。なので、まとめる難しさはあまりなかったですね。ただ、BチームとAチームでやる気に差が出たりしているので、アプローチの方法には気をつけています」
Q:チームをまとめる上で参考にしている選手はいますか?
「理想のキャプテン像で言えば、長谷部誠選手(フランクフルト)です。何でもはっきりと言うのではなく、人によって伝え方を変えると言っていたので、一歩引いて個人ごとに話すことを心掛けています。長谷部選手の『心を整える』は全部読みました」
Q:今年は新型コロナウイルスの影響で活動が自粛となり、練習ができない時期もありました。この時期にキャプテンとしてまとめるのはどうでしたか?
「ZOOMで毎朝ミーティングをしていました。決まった時間に全員がオンラインで集まり、モチベーションを下げないようにすることを意識してやっていました。この期間に遊びに走ってしまう選手もいるかもしれないので、サッカー部という自覚を持たせ、日替わりで毎日に誰かに喋ってもらう取り組みをしていました」
Q:ミーティングをしていたとはいえ、リーグ、インターハイが行われていない中でチームをまとめるのは大変だったのでは?
「ミーティングをやっても響くのは一部の人だけ。そこは難しい部分があって、やる選手はやるけど、それは一部だけでした。そこは自分の中で悩んでいましたね。なので、浦和東の鈴木選手や他のチームの人にも自分から連絡をとって、具体的な例を出してどうやっているのかを聞きました」
Q:チームのために様々な取り組みをしてきました。練習再開後の雰囲気はどうでしたか?
「8月末の時点でトップチームは1年生と一緒に練習をしていないんです。なので、何人か関わっている後輩は分かるけど、夏休みは別々になることが多くて顔を合わせられていません。ただ、入学前に全国に行きたい気持ちを持っている選手を求めているというのは、ZOOMを通じたミーティングで1年生に伝えました。Bチームのキャプテンである北島選手と協力しながら、うまくコントロールしながらやっています」
Q:最後に選手権への思いを教えてください。
「個人的には選手権に出たいという想いを持って、修徳中からやってきました。6年間同じチームでプレーしているので、選手権にかける思いは誰よりも強い。なので、チーム全員でできることをやっていきたい。本当に全員で戦って、なんとしてでも選手権に行きます」
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