2020年43校目の取材は、岐阜の強豪・帝京大可児高校サッカー部！
取材に協力してくれたのは、キャプテンの小宅空大選手！後編となる今回は、キャプテンに選ばれた時のことなどを話してくれたぞ！
＊前編はココから！
小宅 空大
■ポジション：MF
■学年：3年
■身長/体重：164cm/64㎏
■前所属チーム：若鮎長良FCインテリオール（岐阜）
■自分の見てほしいプレー：「グラウンドのどこでもボールを取りきる力と、状況を見たゲームコントロールです。アルトゥール・ビダル選手やエンゴロ・カンテ選手のようなプレーをしたいですね。ボールを取った後のミスがまだ多いので、そこを失くしていきたいです」
Q:今年は大会の中止が相次いでいますが、この間でチームはどんな状態になったのでしょうか。
「攻撃の部分では崩しきるところまでできていても、決められていない部分がまだ多いです。一番の課題は守備で、どこで奪うかを決めた時にもっと迫力をもって取りに行かないといけないと思います」
Q:インターハイが中止になったことはやはり気落ちもしましたか。
「はい。インターハイ、選手権、新人戦の3冠を達成したかったし、大学進学にしてもインターハイなどでプレーを見てもらってというところもあるので。そういった部分でショックは大きかったです」
Q:この半年をどう使ったかは今後に問われるところですが、どのように過ごしたのでしょうか。
「やっぱりこれから自分たちがどうしたいのかを個人個人で考えましたし、今までがどうだったのかも考えました。いまできることを自分で考えて、精一杯やることしかできませんでしたが、自分を見つめる時間にはなったかと思います」
Q:公式戦がようやく始まろうとしています。ワクワクするところも大きいですか。
「そうですね。まだまだ僕らの学校は知名度が高くありませんから、これからの大会やいろんな試合を勝ち続けることで全国的にも有名になっていくと思います。そうなれば必然的に強いチームになれますから、燃えているところはあります」
Q:キャプテンとしても仕事のしどころですね。背中で見せるだけでなく、違うリーダーシップも見せる気持ちはありますか。
「けっこう、試合が始まってすぐは声をかけようと意識もできていて、やれてたりするんですが...。周りは見えているんですが、集中し出すと全然ですね(苦笑)。余裕がまだまだないです」
Q:声をかけるより先に身体が動いているタイプでは？(笑)
「ああ、それはありますね(笑)。周囲の選手を動かして、相手を誘導して僕が奪うことはできるんですけど。それは得意な形でもあるんですけど、そういう大事な声は出ても、チームを落ち着かせたりとか、というのはあまり得意じゃないんです。それは副キャプテンの二人がやってくれていますし、僕より先に言われてしまうことが多いです(笑)。やっぱり一番後ろですべてが見えていることもあるので」
Q:でも、自分もやらなければいけないとも思っている。
「そうです。それは思っています。もっと自分に余裕ができれば周囲ももっと見えるようになるし、ミスも減るんだろうなとは思っていて。最近はそういう部分もすごく意識するようになりました。チームメイトからも言われるんです。『楽しそうにやっている時が一番良いプレーができている』って。それが余裕なのかなって思っています」
Q:楽しめていれば、声も自然と出ていると。
「そうです。それもあるんだと思うんです。上手くいくことが多いので。いつでもそれができるようにならないといけないです」
Q:現時点では不明ですが、ここから冬にかけてがやはり最終目標となってきます。自分とチームがどう向上していきたいですか。
「練習の中で、個人としてはミスを減らしていくことでみんなの安心感になれると思うんです。そうしてみんなに認められるキャプテンになっていきたいです。チームとしてももっと練習で要求し合って、もっと行くべき時には強く言うこともありますし、そういうことをみんなで声をかけ合ってやっていきたいと思います」
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