2020年シーズン、幾多ある高校サッカー部において、各々特有のあるあるネタがきっとあるはず!?
今回は、5年ぶり10度目の選手権出場を決めた島根の強豪・大社高校サッカー部ならではのあるあるを聞いてみたぞ!

①海岸や運動公園で走り込む!
長藤「出雲大社の近くにある『稲佐(いなさ)の浜』という海岸や、学校の近くにある浜山運動公園での走り込みで足腰を鍛えます」
大菅「稲佐の浜は観光地なので、あまり人が来ないところで走るんです」
安田「学校から稲佐の浜までは、後長先生(後長直樹監督)に自転車で先導してもらって、全員で走って向かいます」
長藤「めちゃめちゃきついので、終わると両足がパンパンだよね(笑)。でも継続してやることで足腰が強くなり、試合でも走れるようになりました」
大菅「浜山運動公園もアップダウンがあって、きついコースなんです。そこを決められた時間内に走るインターバル走をします」
安田「砂地になっているところは、砂浜と同じように大変です」
大菅「そうやって走りを鍛えて、サイドバックでのアップダウンにつなげています!」

②グラウンド整備はしっかりと
長藤「大社は陸上部の投てき種目も強くて、練習場所がサッカー部のグラウンドと重なっているので、フルコートの半分の広さで練習することがあります。そのときでも、できるだけ広くなるように、グラウンドをいっぱいまで使えるようにしています」
大菅「グラウンドの端の草をしっかり抜いてあるから、広く使えるよね!」
安田「草を抜いたらタイヤで削って慣らして、さらにウォーミングアップで、みんなで走って踏み固めています。いろいろ工夫しながら、広く使えるようになりました!」

③体育科の金曜午後は『専実』
大菅「大社は県内で唯一の、体育科がある高校です。毎週金曜午後の2時間は専門実技、略して『専実(せんじつ)』という授業で、専攻している種目の部活動をします」
長藤「僕と安田は普通科なので、その時間帯は普通の授業をしています」
大菅「クロスからのシュートなど、自主練習をすることもありますが、その時間を使ってグラウンド整備などをして、全員がそろったら100パーセントの状態でできるように活動することも多いです」
長藤「普通科の選手と体育科の選手に、溝は一切ありません!」
安田「めちゃくちゃ仲が良いです!」

④選手権で32年ぶりの勝利を!
安田「大社が最後に選手権で勝利したのは32年前(1988年度)です。長い間、初戦を突破できていないので、まず堀越(東京A)と対戦する初戦の2回戦を突破したいです」
大菅「去年はインターハイに出場しましたが、初戦で専大北上(岩手)に2-3で負けて悔しい思いをしました。今回の選手権では、自分の長所であるアーリークロスなどで得点に絡み、守備でも無失点に貢献したいです」
長藤「出場したら持ち味である走りを見せて、大社らしいサッカーを見せて、一つでも多くの試合に勝ちたいです!」
安田「自分も持ち味は走力なので、選手権で発揮したいです。大社はインターハイでベスト8の経験があるので、初戦を突破して全国大会の最高成績であるベスト8以上に勝ち進み、大社の名前を全国に広めます!」

taisha_aruaru.jpg

あるあるを教えてくれたのはこの3人!

長藤 光希(写真左)
■ポジション:DF(右サイドバック)
■学年:3年
■身長/体重:178cm/65kg
■全所属チーム:松江第一中学(島根)
■自分の見てほしいプレー:しっかり走り、攻守両面でスプリントするプレー

大菅 遼太(写真中央)
■ポジション:DF(右サイドバック)
■学年:3年
■身長/体重:165cm/60kg
■前所属チーム:サンフレッチェくにびきFC(島根)
■自分の見てほしいプレー:アーリークロス、攻撃の起点となるプレー

安田 爽(写真右)
■ポジション:MF(右サイドハーフ)
■学年:3年
■身長/体重:167cm/55kg
■前所属チーム:サンフレッチェくにびきFC(島根)
■自分の見てほしいプレー:走力を生かして前線からプレッシャーをかけ、ボールを奪って得点するプレー


aruaru_banner1.jpg