2020年65校目の取材は、兵庫予選を制し2年連続11度目となる選手権を決めた兵庫の強豪・神戸弘陵学園高校サッカー部!取材に協力してくれたのはキャプテンの木谷亮太選手!
キャプテンになった経緯や全国に向けての意気込みなどを聞いたぞ!

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木谷 亮太
■ポジション:DF
■学年:3年
■身長/体重:173.5cm/68kg
■前所属チーム:FCディアモ(香川)
■自分の見てほしいプレー:コーチングとチームを鼓舞する声、対人守備

Q:キャプテンになった経緯を教えてください。
「昨年の選手権が終わってから、新人戦に入るまで1週間くらいしかありませんでした。正式なキャプテンを決める間がなかったので、試合ごとにゲームキャプテンが指名される形だったのですが、初戦からずっとゲームキャプテンを任せてもらい、大会後に正式に任命されました。昨年の選手権メンバーから外れていたので最初は驚いたのですが、新人戦で優勝できたことで手応えを掴めたのが良かったです」

Q:リーダーシップのあるタイプなのでしょうか?
「昨年のキャプテンだった(沖吉)大夢クンみたいに、『俺についてこい!』というタイプではありません。プレーが言動で引っ張るというよりも、みんなと一緒になって輪を作りながら、チームを良くしていくのが特徴だと思います。また、今年は2年生の頃からAチームにいて、自分から発信できる選手が多い。自分ひとりで様々な発信をするのではなく、色んな人の意見をまとめるくらいで済んでいます。どのポジションにも引っ張ってくれる選手がいるので、めっちゃ困ったとか辛かったとかは、ありません。キャプテンになってから変えていることもなく、みんなに助けられています」

Q:今年は、コロナ禍で活動できない期間がありましたが、その時はどのようにチームをまとめましたか?
「3月から二か月近く練習がなく、寮生の僕は香川に帰っていました。その期間中もスタッフからグループLINEに送られる練習メニューをこなし、それぞれが成長できました。活動再開後も、サッカーができる喜びを爆発させることができたので、僕は何もせずに済みました。昨年は選手権予選まで結果が残せず苦しみましたが、今年は新人戦も県リーグも結果が出ました。チームとしての問題が起きなかったのも、大きかったと思います」

Q:キャプテンをやっていて良かった瞬間は?
「特にないです(笑)。キャプテンになってから変えたことがなければ、周りの僕に対する接し方も変わっていないので、キャプテンをやっている実感が薄いからかもしれません。ただ、しいて言うなら一年通して結果が残せたのは良かったと思います。昨年の選手権予選は接戦をモノにして勝ち上がったので、今年は圧倒して勝ち上がるのを目標にしていました。決勝でも圧倒して勝てましたし、課題だった失点数の多さも、事故での1失点に抑えられたのは自信になりました。全体を通して危ない場面が少なかったのは、DFラインとしての成長だと思います」

Q:全国に向けての意気込みを教えてください。
「昨年の選手権ベスト16で帝京長岡に負けたので、今年のチームはそこを超えるのが目標です。まずは、チャレンジできる舞台に戻れたことに感謝したい。1、2回戦でしっかり勝って、3回戦でリベンジを果たした上で、その先も目指したいです」


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