2020年63校目の取材は、選手権福島予選を制し悲願の選手権初出場を決めた福島の強豪・学法石川高校サッカー部!取材に協力してくれたのはキャプテンの大津平嗣選手!キャプテンに選ばれた経緯やコロナ禍での今季の苦労などを聞いたぞ!


大津 平嗣
■ポジション:DF(センターバック)
■学年:3年
■身長/体重:181センチ/72キロ
■前所属チーム:鹿島アントラーズノルテジュニアユース(茨城)
■自分の見てほしいプレー:「ヘディングの競り合いのところ、正確なロングフィード、声でチームに貢献するところです」

Q:キャプテンに選ばれた経緯は?
「昨年の選手権県大会でベスト8で負けてしまい、次の日稲田正信監督と1個上の代のキャプテンと話す機会があって、『来年お前がキャプテンで行こうと思っているけど、大丈夫か』と伝えられて、その場で『大丈夫です』と言って決まりました。自分がやらなきゃいけない、3年になったら絶対にキャプテンをやってやるぞ、とこの学校に入った時から思っていたので、準備をしていました」

Q:新型コロナウイルスの影響で練習できない期間ができてしまいました。苦労したことは?
「インターハイがなくなってしまって、チームとしてどこに目標を定めれば良いのか、どうしていこうかという時がありました。それでも俺たちは選手権に出る可能性がまだ残っているなら、そこに向けてやろう、とミーティングを行って全員のベクトルを合わせられました。つらい思いもしましたが、それがあったから全国大会初出場を決められたと思います」

Q:選手権では見事ライバル尚志に勝利し、初の全国大会出場を決めましたが?
「この学校は良い環境ですが、尚志高校というライバルがいたのも分かっていました。尚志を倒して学法石川の名を全国に知らしめたいと思っていて、その夢が叶ったので良かったです。プロが決まっている阿部要門選手(モンテディオ山形内定)や、年代別代表のチェイス・アンリ選手に対して、自分のレベルを確かめる良い機会でした。すごく良い選手と良い試合経験をさせてもらえたのは自分にとって大きかったです。自分も目標はプロなので、自分もプロでやれるのではないかという自信が少しはつきました。また大学でレベルを上げて、プロへ行けるようにしたいです」

Q:選手権での目標は?
「初戦が決まって(創成館・長崎県代表)、守備も攻撃もうまいチームだと動画を見て感じました。初出場同士で注目もされると思います。少し堅い試合になると思いますが、自分たちの強みである攻撃的かつ粘り強い守備をベースとして、そこから倉島(聡太)を使って多彩な攻撃を繰り出して行ければ勝ち目はあります。勝って学法石川の歴史を変えたいですし、福島県民の方々にも感動を与えたいと思います」


cp_banner1.jpg