【全出場校】第100回全国高校サッカー選手権登録メンバー【掲載中!】

約4000校ある中から自身で選びぬいた高校には、必ず理由があるはず!
今回は12年ぶり8回目となる選手権出場を決めた和歌山の強豪・近大和歌山高校サッカー部の伊藤響選手に話を聞いたぞ!

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伊藤 響
■ポジション:GK
■学年:3年
■身長/体重:172cm/68kg
■前所属チーム:ディアマンテ大阪U-15(大阪)
■見てほしいプレー:キックと1対1

Q:近大和歌山を選んだ理由を教えてください。
「将来スパイクの開発者になりたいという夢があって、勉強とサッカーが高いレベルで両立できる高校を探していたところ、近大和歌山を見つけました。
サッカーを始めた小学2年生の頃にはすでにサッカーで使う道具に興味を持ち始めていて、靴を触るのが好きでした。5年生の時にブラジルワールドカップがあって、ナイキが出したマジスタやハイパーヴェナムなどの革新的なスパイクに強い衝撃を受けました。ネットでいろいろと調べているうちに、自分もそういうスパイクを作る仕事がしたいと強く思うようになりました。それからはサッカーと勉強の両方を頑張り、受験をして近大和歌山に入学しました。
大学進学に関しても将来的にスパイクの開発者になれるような学部で学びたいと思い、高校に入ってからもサッカーと勉強を両立してきました。どのような学部に進学して何を学べばいいかわからず迷っていた去年、Twitterでアシックスの開発に携わっている方を見つけ、失礼かとは思いましたが思い切ってDMを送らせてもらったんです。すると、その方はとても丁寧に返信をくださって。PDFで資料まで作成して、大学では応用化学を学ぶことを勧めてくださったんです。ちょうど学校内の指定校推薦で応用化学を学べる学校があって、自分も条件を満たしていたのでダメ元でトライしてみたら、進学できることになりました。自分には身に余る進学先かと感じていますが、近大和歌山が素晴らしい環境を整えてくれていたからこそ、夢に向かってまた一歩前へ進むことができます。
来年の4月からは、早稲田大学の先進理工学部でスパイク開発者になるための勉強に専念したいと思います。とはいえ、スパイクを履く機会は欲しいので、体育会以外のところでサッカーを続けることができれば、と考えています。10年後に自分が開発したスパイクを履いた選手たちが選手権の舞台に立ってくれることが、僕の夢です」

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