【取材校】ヤンサカ編集部がキミの学校をZOOMで取材【募集中!】

2021年84校目の取材は、6年ぶり2回目となる選手権出場を決めた大阪の強豪・阪南大高校サッカー部だ!取材に協力してくれたのは2022年湘南ベルマーレへの加入が内定しているキャプテンの鈴木章斗選手。
キャプテンになった経緯や選手権への意気込みなどを語ってくれたぞ!

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鈴木 章斗
■ポジション:FW
■学年:3年
■身長/体重:178cm/67kg
■前所属チーム:ガンバ大阪ジュニアユース(大阪)
■見てほしいプレー:ボールをおさめるプレー

Q:キャプテンになった経緯を教えてください。
「新チームが始まってから、しばらくは櫻井(文陽)が仮のキャプテンをしていました。でも、プリンスリーグ初戦の大産大附属戦が終わったタイミングで、濱田監督から『一番勝ちたい気持ちが見えたから、お前に任せた』と託されました」

Q:言われた時の驚きはありましたか?
「以前は、審判に文句を言ったりしていたので、『キャプテンはやらさない』と言われていたので、絶対にないと思っていました。別に嫌では無かったので、驚きました。1人で突っ走る所があるので、2番手位の立場で付いて行きつつも、皆を付いて来させる位の方が良いんじゃないかって。でも、託されたからには、やるしかないと思いました」

Q:.キャプテンになってから意識していることは?
「試合中はモチベーションが下がると思うので、あまりマイナスな言葉はかけず、プラスの言葉をかけるように意識しています。クロスをミスしても、ナイス!と声を掛けたり、励ます声を出そうとしています。審判に言ってしまうのも、前までは意識的に抑えていたのですが、今は意識しなくても出来ています。ただ、それはキャプテンになったからというよりも、プロが決まってから『そんなんで文句言うのはカッコ悪い』と思ったのが大きいです」

Q:ピッチ外をまとめるのも、キャプテンの仕事です。
「そういう意味では、チームをまとめたり、キャプテンとしての仕事はあまりしていません。ルールを破る選手がほとんどいないし、学校での問題も起きていない。キャプテンとしては楽です。苦労したこともありません」

Q:良くも悪くも自然体で、キャプテンっぽさをあまり感じない選手です。
「正直、試合中も含めて、あまりキャプテンという感じがしないんです。キャプテンマークも巻いていないので、他のチームの子やガンバ時代のチームメイトから、『誰がキャプテンなん?』と聞かれることも多い。巻いたら責任感が強くなるかもしれませんが、巻かずにずっとやってきたので、今更という気もしています。ただ、キャプテンをやってから、今の状況を冷静に考えるようになったのは収穫です」

Q:選手権予選の収穫はありましたか?
「チームがバラバラになった時期があり、それをどうやって全員を同じ方向に向かせようか考えていました。1回監督に怒られて、皆が個人の事ばかりを考えるようになった。選手権に対する気持ちが切れた選手もいた。もう1回、全員で上を目指そうというか、全員の方向性を合わせようと意識しました。最初は上手く行かなかったのですが、準々決勝位になってから、チームとしてのまとまりが出てきました。勝った時は現実じゃないというか、ホンマに勝ったんかな?という気持ちでした」

Q:最後に選手権への意気込みを教えてください。
「全国では、決勝みたいな試合が出来るのがベストですが、それが出来るかと言えばたぶん厳しい。相手に変えないといけない。回してくる相手に対しては、前からのプレッシャーが効くと思うので、あれを第一に出来れば勝てると思います。まずはチームを勝たせること優先にして、そこから自分のプレーをしていきたいです」

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