幾多ある高校サッカー部において、各々特有のあるあるネタがきっとあるはず!?
今回は県内屈指の進学校でもある愛知の強豪・刈谷高校サッカー部ならではの「あるある話」をマネージャーの深田彩心さんも参加してもらって5人に話してもらったぞ!
①さすがの進学校
都築「練習の最初、ラダートレーニングの時とかに今日授業でやった世界史の問題とかを出し合うよな」
深田「問題を出し合うのはよくやってるよね!テスト週間になるとより一層増えるよね。公式戦でも1時間前ぐらいはみんな参考書開いてない?」
加藤「そこはリラックスしながらね」
深田「ちょっと異様だけどね」
都築「軽く問題を出し合ったりもして」
岡田「英単語とか」
深田「それな。どっちかだよね。ゲームをやってる時もあるけど!(笑)」
岡田「3年生の方がゲームをやってると思う」
深田「3年生はゲームやりがち」
②遅刻に厳しい。最近は罰ゲームも変更
加藤「遅刻に厳しい。秒単位で」
深田「でも最近ちょっと緩くなってない?」
加藤「残り時間は秒単位で数える。ゼロになった瞬間にアウトで、3回重なると罰ゲーム」
都築「グラウンド整備を1ヵ月、昼の時間に毎日やるのが罰ゲームです。3年生がそれになると勉強の時間がなくなるし、ご飯食べる時間もなくなる」
深田「ちょっとしたことだけど、大事だよね」
都築「それでチームに貢献できる、という気持ちでやってもらっています(笑)」
岡田「前は坊主だったけど」
都築「今年から僕が変えました。坊主にしてもそんなに学力が上がるわけでもないし、それならチームに還元した方がいいかなって。部停って選択肢もあったんですけど、それはちょっと僕からは言えないので...(笑)」
和田「ちなみにこのメンバーには罰ゲーム経験者はいません。遅刻は1回したら危機感がヤバイです」
岡田「電車が遅れちゃったりとかもありますけど」
和田「30分前には着くようにする」
都築「めちゃくちゃ早く来る人もいる」
深田「時間に余裕をもって動けるようになるよね」
加藤「それでも遅刻してくる人はいるけど。家が近いと油断する」
深田「そうそう、自転車通学とかもね」
和田「自転車は2~3分前に来るからね」
都築「電車も時間通りのに乗れてしまえばいいんだけど」
③刈谷式試合の士気の上げ方
加藤「試合前のアップの時にブラジル体操をするんですが、その最後の仕上げで誰かが面白いことをして、士気を上げる」
和田「まあ、面白いことっていうか、とりあえず叫ぶ。一人が叫んでそれに続く。これは僕ともう一人が担当しています」
深田「あれ、よくやれるよね。めちゃくちゃ恥ずかしいと思う(笑)。やったあとシーン、となるんで」
都築「たまに普段静かなヤツがやったりして、それもそれで笑いが起きたりする」
和田「みんなね、続かないんですよ。僕に」
都築「掛け合いになくなってきている(笑)」
和田「今までなら『ラスト盛り上げ!』みたいな感じから『オーイ!』みたいな感じだったんですけど、だんだんいろんなことを言い始めるようになってしまって。何か、『どすこーい!』とかサンシャイン池崎のネタを僕ともう一人でやったり...、そうしたらみんなついてこなくなりました(笑)」
一同爆笑
加藤「気合は入るよ」
和田「でも今はサイレント・トリートメントになってる。僕はブラジル体操始まったらずっと何を言おうか考えてますからね。だけど正直、最近はネタ切れになってきていて、ちょっとみんなの期待に応えられていないです」
都築「応えてるかと言われれば微妙だけど(笑)。僕らが応えようにも...。まあ、オレもたまに"そっち側"に入るけど」
和田「ブラジル体操は普通均等に3列に分かれてやるんだけど、1列は"叫ぶロード"になってしまってるし」
都築「その列には叫ぶ選手しか入らない(笑)」
和田「でも最近は僕ともう一人の二人だけになっちゃって。隣りは11人、11人、ここだけ2人」
都築「ウォーミングアップを見ればわかりますよ。あの列が叫ぶんだなって(笑)」
和田「来年はもうないんだろうなあ」
④雨の日の練習は危険がいっぱい
和田「雨は危ない。コンクリートは滑る」
深田「慣れるしかないんじゃない?」
加藤「とにかく細かいステップで気を付ける。確かにあれは難しい」
深田「独特だよね。30分くらい雨が降ったらもうグラウンドは使えなくなるから」
和田「水はけが悪いから...」
都築「梅雨の時期とかね...」
和田「最近はずっと雨だしね...」
⑤伸び伸びと、自主性がサッカー部のモットー。
都築「試合中のフォーメーションや戦い方を自分たちで変えるようになったんです。主にそれは僕の担当なんですけど、センターバック、バックラインの枚数を変えたりだとか、前線のプレスの形を変えたりは、選手たちで気づいたハマりやすい形だとか、守りやすい形にするのは、今年になってから良くなったところですね。ひとつ、刈谷のやり方になったんじゃないかと思います。自分たちで考えるサッカーというか、どんな相手でも自分たちのペースに持っていくために、形を変えたり。プランを変えたりします。もちろん監督がメインなんですけど、中で変えていけということは言われているので」
深田「けっこうそこは自由だよね」
加藤「自主性だね」
都築「自主性だな、それはけっこうあります」
加藤「それはみんなからどんどん言っていく」
岡田「主にセンターバックがやりにくかったらずらしていくみたいなところから」
都築「ビルドアップのやりやすさと、守備のはまりやすさですね。つないでいくとなると。前に放り込んでそれで点が入るなら一番理想ではあるんですけど、チームスタイル的に後ろからつないでいくサッカーとなると、やっぱりセンターバックのところで牽制されるといやだなとなるので、そこは形を変えて対応してという感じですね」
和田「監督たちもけっこう優しいというか、そんなに怒ったりしないし」
深田「怒鳴ったりとかしないよね」
和田「そう。けっこう伸び伸びやれてるよね」
深田「すごく伸び伸びやってると思う」
都築「窮屈さはないよな」
和田「僕は時々、いやけっこうダメなプレーをするので(笑)、それは言われますが、それ以外は優しいです」
都築「でもその分だけ自分たちには責任がある。結果が出れば達成感もあるけど、それで結果が上手くいかなかったら自分たちの責任も少なからず大きくなるし、自分たちで考えている分、監督の負担は減るけど、その分は自分たちがもらっているんだから」
加藤「全体ミーティングも選手たちでしかやらないしね」
都築「ああ、確かにミーティングは選手でしかやらない」
岡田「監督は練習の時に話があるくらい」
都築「次の形はこう、とかは監督がやるんだけど、基本的なセットプレーだとか試合の研究もカテゴリー全体で選手たちで話し合って色々決めていく。自主性、主体性というところが大きいです」
あるあるを教えてくれたのはこの5人!
和田 健人
■ポジション:FW
■学年:3年
■身長/体重:178cm/72kg
■前所属チーム:VIVA FC(愛知)
■自分の見てほしいプレー:「自分の見てほしいプレーは、ガッツあるプレーとヘディングですね。僕は2年生の冬にFWになって、技術はないんですけど気合で何とかしているタイプのFWです。ハードワークなんてそんなしてないんですが、思いきり身体を当てたり、ヘディングが一番マシなので、ヘディングでそらしたり、コーナーキックで頑張ったり、技術はAチームの中でドベの方だけど、そこは気合で。好きな選手は...最近は大迫勇也選手とか見ますけど、やっぱりイブラ好きっすね。イブラヒモビッチ。イブラは良い!(笑) 実は僕、スウェーデンに住んでいたことがあって、それでイブラが近い存在だったこともあるんです。4年半住んでました」
加藤 士門
■ポジション:MF
■学年:3年
■身長/体重:170cm/58㎏
■前所属チーム:FC岐阜U-15(岐阜)
■自分の見てほしいプレー:「僕はトップ下か、インターハイではサイドをやってましたが、意識しているのは裏への抜け出しです。そこでスピードを生かしてゴールを目指すのが得意です。右利きですが左足のシュートの方が威力も精度も高いように練習はしてきました。両足でシュートを狙えるのが持ち味です。好きな選手はサイドなら相馬勇紀選手、それから古橋亨梧選手ですね。まだサイドでの1対1では逃げちゃって縦に行けていないので、シュートも威力があっても精度がまだまだなので、そこが課題です」
岡田 英也
■ポジション:DF
■学年:2年
■身長/体重:175cm/67㎏
■前所属チーム:FC豊川(愛知)
■自分の見てほしいプレー:「3バックの右センターバックなんですが、センターバックでも上がっていくプレーが得意です。特にイメージしている選手はいないんですが、動画を見る時は昔の選手をよく見ています。マルディーニとか、カンナバーロとか、昔のイタリアが好きで。特にマルディーニのスライディングが好きなんですよね。お手本です。課題は1対1です。3バックなので相手が1トップにサイドだと1対1が増えるので、そこで負けるとどフリーでゴールに向かわれてしまうので。攻めのところでは基本的に、前半よりも後半に、前線の選手が疲れた時に上がっていって、サイドを崩したり突破を仕掛けてクロス、ということを狙っています」
都築 功泰
■ポジション:GK
■学年:3年
■身長/体重:190.2cm/77㎏
■前所属チーム:高浜FC(愛知)
■自分の見てほしいプレー:「自分の持ち味は身長を生かしたシュートストップとクロスボールの処理。そこには自信を持ってプレーしています。あとはチームの組み立てというか、意志の疎通の部分、"意志の司令塔"じゃないですけど、その役は自分だと思っていて。センターバックの形を変えたり、前線の形を試合中に変える際の声掛けとかは、他のGKにはない所じゃないかと思います。足元はないわけではない、ぐらいには思っていますが、一発で刺せるパスだとか、そういう得点につながる飛び道具は僕は持っていないので、やっぱり一発で背後、縦の鋭いパスを刺すのは、今後の課題です。好きな選手はクルトワです。体格が似ているということもありますし、いろいろな人に『クルトワみたいだな』って言われます。でも目標にしているのはノイアーです。2014年のワールドカップで初めて見て、そこからブンデスリーガをチェックしていますし、基礎の基準がずば抜けていますし、シュートストップ、足元の技術、勝負強さ、すべてにおいて完璧です。目指すところはそこですね」
深田 彩心
■ポジション:マネージャー
■学年:3年
愛知の強豪・刈谷高校サッカー部あるある「さすがの進学校」【2021年】
ゆるネタ2021.08.31
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