【全出場校】第100回全国高校サッカー選手権登録メンバー【掲載中!】

2021年90校目の取材は12年ぶり8回目となる選手権出場を決めた和歌山の強豪・近大和歌山高校サッカー部だ!
取材に協力してくれたのはキャプテンの荒木宏心選手。キャプテンになった経緯や選手権に向けての意気込みを語ってくれたぞ!

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荒木 宏心
■ポジション:DF
■学年:3年
■身長/体重:173cm/68kg
■前所属チーム:セレッソ大阪 和歌山U-15(和歌山)
■見てほしいプレー:ロングフィード、DFリーダーとしてのコーチング

Q:キャプテンになった経緯を教えてください。
「新チームになった2年生の12月に、藪真啓監督に指名してもらいました」

Q:キャプテンに指名された時の気持ちは?
「キャプテンになりたいと思っていたので、うれしかったです。1年生の時は、関西U-16リーグ〜Groeien〜に出場しているチームでもキャプテンをやらせてもらっていて、2年生の時も、うちのサッカー部では学年キャプテンの制度はないですが同学年の中では何事も率先して行動してきました」

Q:キャプテンになるために、どのような行動を心がけていましたか?
「サッカー以外のところで、周りを見て状況を判断して行動しようと心がけてきました。藪監督からも、『自分で気づいて行動することが社会に出てからも大切』だとずっと教わってきています。言われるよりも先に、自分で気づいて行動する。時には行動だけでは伝わらないこともありますが、まずは自分の行動で示していこうと意識してきました」

Q:キャプテンとして苦労したことはありますか?
「行動で示してみても伝わらなかった時に言葉で伝えようとしたんですが、自分の言い方も悪くてうまく伝わらないということもありました。そういう時は、どうしたらいいんだろうと悩むことはありました」

Q:悩んで、何か答えは出ましたか?
「上から目線というか、『〜しろ』とか『〜やれ』など、強い命令口調になってしまっていたな、と気付きました。同じチームメイトとして、年も同じなのに、そういう言い方は良くないなと思って、言い方に気をつけるようになりました。でも、伝え方・言い方は難しくて、まだ強く言ってしまうところがあるなと感じているので、直していかないといけないですね」

Q:57人の部員がいるサッカー部のキャプテンとして、近大和歌山にとって12年ぶりの選手権への切符を手にしました。今、何を感じていますか?
「まず一番うれしいと感じているのは、チームのみんなとサッカーができる時間が長くなったことです。みんなとサッカーしている時が一番楽しいので。また、全国レベルで試合がしてみたいという思いをチームで共有していたので、それが叶ったこともうれしいです。自分たちの力を試せる良い機会となりました」

Q:選手権の初戦は、千葉県代表の流通経済大付属柏高校と対戦です。意気込みを聞かせてください。
「自分たちがボールを持って繋いでいくことが理想ですが、相手は技術も高いですので、そんなに簡単に試合を運べるとは思ってはいません。攻撃面では、自分たちがボールを持つ時間を増やしたい。そのためには、守備をもう一段階高いレベルでできるよう、練習から守備強度をさらに上げることを意識して取り組んでいます。試合運びがうまくいかなかった時にもチーム内で声を絶やさずに改善していき、相手をしっかり見て、繋ぐところと蹴るところのプレーを正確に判断できるようにします」

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