2022年85校目は4年ぶり2回目となる選手権出場を決めた浜松開誠館高校サッカー部!
取材に協力してくれたのはキャプテンの前田康尋選手。キャプテンになった経緯や選手権の意気込みなどを語ってもらいました!

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前田 康尋
■ポジション:MF(左ウィングバック)
■学年:3年
■身長/体重:166cm/60kg
■前所属チーム:浜松開誠館中学(静岡)
■見てほしいプレー:チームのために攻守に走る姿

Q:前田選手はどんな経緯でキャプテンになったんですか?
「代替わりして最初は松本(大樹)がキャプテンをやっていたのですが、今年のインターハイで(県予選に)負けた後に、チームとしてこのままじゃいけないとみんなで話し合いました。その中で、一から変えていかなきゃという話になったときに、自分がキャプテンをやりたいと言って、みんなの了承を得たという形です」

Q:どのあたりがこのままではいけないと?
「チームとしてのまとまりがなくて、1人1人の責任感というのも足りなくて。インターハイでは自分がPKを外して負けてしまって、自分自身の責任感というのも足りてなかったと思ったので、もっと自分を追い込むというか、自分を引き締める意味でも、キャプテンをやって成長しなきゃいけないなと思いました。それでインターハイ後からキャプテンをやり始めました」

Q:そこからチームのまとまりというのは出てきましたか?
「そう思います。一人一人の責任感という部分で、自分で考えて行動する選手が非常に増えてきて、それが全国大会出場までこられた一番の要因かなと思ってます。インターハイ後は、立場とか試合に出る・出ないに関係なく、1人1人がチームのことを考えて行動できるようになったので、そこは大きな成長かなと思ってます」

Q:みんなで意見を言い合える雰囲気も出てきたわけですね。
「そうですね。キャプテンじゃない原田(渉夢)や坂上(輝)も、自分に意見してくれたり、自分がダメなときは指摘してくれたりします」

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Q:前キャプテンの松本選手との関係はいかがですか?
「松本はすごくうまいし、ゴール前でチャンス作れる選手で、プレーでリーダーシップをとってチーム引っ張ってくれています。自分にはできないことが松本にはできるので、松本にできないことを自分がやるという感じです。チームのために声を出して、チームのために走るというのは自分ができることだと思うので、そこはつねに意識しています」

Q:そうしてチームの良い流れを作っていく過程で、苦労したことや意識したことは?
「開誠館は一人一人の個性が強いので、そこをしっかりまとめ上げて、選手権で全国に行くとか、プリンスリーグに優勝してプレミアに参入するという目標や意識の統一というのところですね。個性の強いみんなが一つの方向を向くというところが難しかったですが、そこも徐々にできてきていると感じています」

Q:プレミアリーグのプレーオフは惜しかったですね。
「あと一歩のところで自分たちの力を発揮しきれなかったのが悔しいです。そこの経験を選手権に生かせるように、2週間しっかりと準備していきたいと今は思ってます」

Q:昌平にも勝てると感じましたか?
「ああいう全国レベルの相手に対峙したときでも、自分たちの力を最大限発揮できれば勝てるチャンスは間違いなくあると感じました。高いレベルの舞台でどれだけ自分たちがこれまで積み上げてきたことを出せるかがポイントになるなと、プレミア参入戦ではすごく感じました」

Q:最後に高校選手権に向けての意気込みをお願いします。
「(初戦の)大津高はすごくレベルの高いチームですし、格上というのはわかっていますが、そこは関係なく、自分たちがこれまでやってきたことをチーム一丸となって全国の舞台で発揮して、勝っていきたいと思います」

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