2022年40校目は2大会ぶり3回目となるインターハイ全国大会出場を決めた三田学園高校サッカー部!
取材に協力してくれたのはキャプテンの新井生選手。キャプテンになった経緯やインターハイの目標などを話してもらいました!

新井 生
■ポジション:DF
■学年:3年
■身長/体重:187cm/79kg
■前所属チーム:神戸FCジュニアユース(兵庫)
■見てほしいプレー:コーチングとロングキック

Q:キャプテンになった経緯を教えてください。
「新チームになってすぐのミーティングで全員が紙にキャプテンになって欲しい人を書いて、投票で決まりました。1年生の頃から学年リーダーをやっていたのもあり、満票に近く、自分自身もなるだろとは思っていました」

Q:学年リーダーとは違い、チーム全体をまとめないといけません。変えた部分はありますか?
「三田学園は部員数が多いので、全体に見るのは難しく、下のカテゴリーにはモチベーションが落ちている選手も出てきます。そうした選手を一人でも減らすため、自主練などでどの学年の緒選手とも一緒にボールを蹴るようになりました。全員が楽しくサッカーをして、モチベーションが上がれば良いなって」

Q:そうした取り組みはうまくいってますか?
「逆に喋り過ぎて舐められるぐらい(笑)。練習が終わって下級生と喋っておいたら、"デカいだけ"とかいじられたり、タメ口でガンガンいじられたりします。でも、色んな人とコミュニケーションをとるのが好きなので、がそれぐらいで良いと思うんです。試合中にもどんどん意見を言ってくれますし、困った時に"どうしたら良いですか?"と聞いてくれる選手も多い。同じポジションの選手が、"こういう時はどうしたら良いですか?"と聞きに来てくれたりもするので、キャプテンとしてやりやすいです」

Q:やっていて良かったと思う瞬間は?
「インターハイ予選で優勝できた時はとても嬉しかったです。新人戦が終わってから、僕だけでなく、副キャプテンの富江(立修)も怪我をしていたので、チームとしてのまとまりと活気がありませんでした。プリンスリーグもあまり勝てなかったので、みんなが自信を失い、雰囲気が良くなかったのですが、インターハイで勝って行くにつれてチームが良くなっていきました。(5回戦の)芦屋学園戦は延長戦で2点返して、PKで勝てた。そこから団結出来て、全員のモチベーションが上がりました」

Q:キャプテンになりながら、怪我で試合に出られないもどかしさもありそうです。
「1月末に外側靭帯と内側靭帯の両方を怪我して、復帰したのはインターハイの初戦の1週間前。怪我したのは新人戦の準々決勝で、決勝は出られず、神戸弘陵に0-3で負けた。僕はインスタライブで見ていたのですが、自分が出ていたら結果が変わっていたのかなと悔しかった。弘陵にはプリンスでも0-4で負ける姿をベンチから見ていたので、インターハイ予選の決勝で勝てたのは嬉しかったです」

Q:キャプテンをやっていて大変さを感じる瞬間は?
自分がいない時はみんなが喋らなかったり、雰囲気が悪くなるので、どうすれば良いか難しさを感じます。今年はあまり喋られない選手が多く、よく言えば冷静。悪く言えば、自分のプレーだけやっていれば良い感じがある。そこが悩みどころです。自分が喋ったら返してくれますが、自分からの発信がない。やんちゃな選手がおらず手がかからないのは有難いですが、もっとやんちゃでも良いと思っています」

Q:インターハイへの意気込みを教えてください。
「前回、三田学園がインターハイに出た時は初戦でPK負けしているので、まずは1勝が目標です。昨年のインターハイではあまり結果が出せなかったので、今年は初戦からチャレンジャー精神を大事にしてきました。全国でも1つずつチャレンジャーとして試合に挑みたい。基本的に自分達より強いチームしかいないので、チャレンジャーとして挑んで勝って行きたいです」

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