2022年44校目の取材は、県予選決勝で昨年度王者の専修大北上を破り、創部初となるインターハイ出場を決めた花巻東高校サッカー部!
元サッカー日本代表主将の柱谷哲二テクニカルアドバイザーの指導を受けている同サッカー部のキャプテンの作山寛都選手に、高校でのキャプテンの役割の違いやしんどかった時期や出来事などを話してもらいました!

作山 寛都
■ポジション:FW
■学年:3年
■身長/体重:173㎝/65㎏
■前所属チーム:ヴェルディSS岩手U-15(岩手)
■自分の見てほしいプレー:ワンタッチプレーで攻撃の起点になるところ

Q:高校とそれ以前で、キャプテンの役割の違いは感じますか?
「まず僕たちの世代は力のある選手がそろって期待されているのも感じていたので、その中でキャプテンを務めるというプレッシャーはすごくありました。中学まではクラブチームだったので、コーチやチームメートと会うのは練習場だけでしたが、高校は朝から夜までずっといっしょだし、ピッチの中だけじゃなくて勉強や生活面でも模範にならなければいけないので、より気を引き締めてというか、そこが違いだと思います」

Q:作山くんは勉強も学年トップでしたよね?チームをまとめる上で意識していることは?
「プレーも私生活の面でも、仲間に言う以上は自分がちゃんとやっていなければいけないので、そこは意識していますし、勉強もその中の一つと考えてがんばっています」

Q:新人大会からキャプテンを任されて以降、一番しんどかった時期や出来事について教えてください。
「新チームが立ち上がって少し経った頃、生活面で評判を落とし、それがピッチの上でも悪い影響を及ぼしていた時期があったんですけど、そのときにどう解決したらいいのかということにはすごく悩みました。人数も多いし、全員で話し合ってもなかなか解決につながらないので、いくつかのグループに分かれて、それぞれにリーダー役ができる上級生をつけて話し合い、どうしたらいいかを話したことがあったんですけど、そのときが一番大変でしたね」

Q:ポジションはFWですが、ゴールが取れない時期などもあると思います。キャプテンとしてプレーでも見せていきたい中でジレンマなどはありますか?
「FWなので点を取らなければいけないという思いは強くあります。でも、点を取るだけでなく、アシストや起点になるプレーも自分の長所で黒子的な役割も重要なので、自分が目立つことよりもチームが勝てるような関わり方をしていければと考えています」

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