2022年48校目は2大会連続33回目となるインターハイ出場を決めた東京の名門・帝京高校サッカー部!
取材に協力してくれたのはキャプテンの伊藤聡太選手。キャプテンに指名された経緯やインターハイの目標などを話してもらいました!

ito2.jpg
伊藤 聡太
■ポジション:FW
■学年:3年
■身長/体重:175m/63kg
■前所属チーム:東京ヴェルディジュニアユース(東京)
■見てほしいプレー:人がワクワクするようなプレー

Q:キャプテンになった経緯を教えてください。
「全体の場でキャプテンを任命されたわけではないんです。去年の3年生が卒部した頃から声掛けやまとめ役を自分がやる雰囲気になっていて、他のメンバーからも『違うよね』という意見もなかった。去年からそういう(リーダー的な)雰囲気があったので。12月ぐらいに監督と2人で歩いている時に『自分がキャプテンでいいんですか?』と聞いたら、『嫌なの?』って言われて、『自分で良ければ全力でやります』という話をしました」

Q:下級生の頃は学年リーダーとかはやっていたのでしょうか?
「やっていないです。1年生の頃は怪我で試合に出られず、2年生の時も学年リーダー的なポジションがありませんでした。ただ、みんなの前に出るのが好きだったのでキャプテンをやることに違和感はありませんでしたね」

Q:キャプテンをやって、一番大変だったことを教えてください。
「イギョラ杯の時です。個人的にもチームとしても大変でした。年末年始の裏選手権と横山杯で優勝と準優勝をして、いけるんじゃないかってという過信というか余裕が変に出て、失点した後の雰囲気が悪くなった。これでは絶対に勝てないと思ったので、どうやってチームをいい雰囲気に持っていくかをかなり考えました」

Q:そこはどうやって立て直したのですか?
「みんなが『心の中であいつのところからまた崩された』とか、『なんでパスを出さないんだ』、『なんで決めないの?』みたいという声がよくあって。よくないプレーが出た時にネガティブな声が多くなったんです。ただ、イギョラで負けたことが今思えば大事だったと思います。あれがなければ、良くない雰囲気が残ったままシーズンを迎えていたと思う。それを感じたのはプリンスリーグ関東の序盤です。初戦を勝って、その後に2連敗。その時にすごいマイナスな言葉を発する選手がいた一方で、全員がそうではなかったんです。よくないと思う選手がいて、試合後やミーティングで言ってくれた。そこからプラスになる声かけが増えて、チームの雰囲気が変わって、ミスしたら次はこういう声掛けをしようという話が出るようになったんです。なので、そこから改善につながる声が増えたと思います」

Q:最後にインターハイに向けての意気込みをお願いします。
「東京都予選では自分が調子を落としていたけど、他の10人が助けてくれました。ただ、立場上は先頭に立ってやらないといけない。インターハイでは自分がしっかりやっていきたいです」

cp_banner1.jpg