2020年70校目の取材はまもなく開幕する高校サッカー選手権に39年ぶりとなる出場を決めた愛媛の強豪・新田高校サッカー部!
取材に協力してくれたのは、キャプテンの大野哲平選手だ!キャプテンになった経緯や選手権への意気込みなどを聞いたぞ!

大野 哲平
■ポジション:DF
■学年:3年
■身長/体重:169cm/65kg
■前所属チーム:FCリヴェント(愛媛)
■自分の見てほしいプレー:右サイドのオーバーラップと味方との連携

Q:キャプテンになった経緯を教えてください。
「詳しい理由は分かっていないのですが、前監督の小野裕太先生からは『トイレでの立ち振る舞いを見て、キャプテンに選んだ』と言われました。たまたま、トイレでスリッパを奇麗に並べている姿を見てくださっていたみたいです。新人戦が始まる直前に指名されたのですが、周りにキャプテンタイプの選手がいないので、僕が任されるかなとは思っていました。自然とチームの中心にいたので、キャプテンをやりたいとも思っていました」

Q:なぜキャプテンをやりたかったのですか?
「サッカー人生で一度くらいはキャプテンマークを巻いて、試合に出たいと思っていたからです。中学生の頃は周りにキャプテンタイプがいたので、自分が引っ張ろうとはしなかったのですが、高校2年生くらいから、そういう部分も大事だなと思い始めました。元々、声を出すのは得意なタイプだったので、そういうのを続けていくと勝率やチームの雰囲気、みんなの動きが良くなっていったので、より意識するようになりました」

Q:キャプテンになってから意識していることはありますか?
「一人ひとりへの接し方を意識するようになりました。きつく言って素直に聞ける選手と聞けない選手など、人それぞれの胸に響く言葉は違います。優しく寄り添うな言葉をかけたり、厳しい言葉をかけたり、選手それぞれの性格に応じた接し方を心掛けています」

Q:キャプテンになって良かったと思える瞬間は?
「優勝して、優勝旗を貰った時はキャプテンをやっていて良かったと思いました。新田は、自由な人が多く、監督がいない時にチームをまとめるのが大変。人数も多く、指示が伝わらなかったりもします。投げ出したい場面が何度もありましたが、昨年の決勝で負けた悔しさがありますし、先輩の気持ちも背負っています。夏の大会がなくなり、選手権にかける想いも強かったので、頑張ろうと思えました。苦労した分、選手権出場を決めた喜びは大きかったです」

Q:選手権出場は、先輩たちも喜んでくれたのではないでしょうか?
「大会が始まる前から、色んな先輩から頑張れと連絡を貰いました。試合が終わる度に、"良かったよ。気を抜かずに頑張れよ"とも言って貰えました。優勝してからは、本当に多くの先輩が連絡をくれて嬉しかったです。全国でも、これまで同様に先輩の想いや愛媛県のサッカー部の想いを背負って戦わなければいけません。チーム全体で勝つ意識を一つにし、頑張りたいです」


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