【取材校】ヤンサカ編集部がキミの学校をZOOMで取材【募集中!】

2021年69校目の取材は、今夏のインターハイにも出場。4年連続となる選手権出場を目指す徳島の強豪・徳島市立高校サッカー部だ!取材に協力してくれたのはキャプテンの川上楓雅選手。キャプテンになった経緯や選手権への意気込みなどを語ってくれたぞ!

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川上 楓雅
■ポジション:MF
■学年:3年
■身長/体重:170cm/58kg
■前所属チーム:川内中学(徳島)
■見てほしいプレー:裏へのスルーパス、ゲームメイク

Q:徳島市立のキャプテンになった経緯を教えてください。
「新チームになってすぐのタイミングでキャプテンなどの係を決める投票があり、僕が選ばれました。スタメンで出ている3年生が少なかったので、昨年からAチームで出ていた僕が選ばれる気はしていました。チームを引っ張っていく自信があったので、投票の前から覚悟は決めていました」

Q:引っ張っていく自信は、どんな所から生まれましたか?
「活躍はできなかったのですが、昨年の選手権で先発を経験したからです。全国の厳しさを、身を持って知っている3年生は自分だけだったので、自分が引っ張っていかなければいけないとの想いを持っていました。全国の舞台では、日々の練習の成果が出ます。昨年はボールに触れないくらいだったので、今年は日々の練習から常に全国レベルを意識しようと思いました。球際の激しさや、ゲームメイクの精度、止める・蹴るを意識して、ミスを無くそうとやってきました。ミスしたら、なぜミスしたのかまで考えるようにしています」

Q:そうした基準を周りにも伝えるのが、キャプテンの役目です
「自分が声を出すことで、周りの意識を高めようとしています。チームメイトがミスした時は、『精度を高く保とう』と声を掛けたりもしますが、きつく言いすぎてしまうと萎縮してしまう恐れもあるので、暴言にならないよう気をつけています。下級生が多いというのもあるので、持ち味が出せるようノビノビプレーして欲しいとも思っています」

Q:キャプテンの役目をできているという実感は?
「まだまだ足りない部分も多いですが、なりたての頃に比べたら、ちょっとは成長できていると思います。チームをまとめるためには、周りに指示を出すよりも前に自分が率先して動かないといけません。今は自分から行動に移せるようになりましたし、2年生の時以上に指示の声も出せるようになりました」

Q:大変さを感じる瞬間はありますか?
「特に大変だと思うことはありませんが、チームを勝たせる難しさを感じたりはします。自分はずば抜けて能力が高い選手ではありません。チームを勝たせるためにどうすれば良いか常に悩みながら、プレーしています。チームがきつい時に自分が誰よりも走ったり、声を出すことで、勝ちたいという気持ちを発信し、周りに広がることでチームが勝てればと考えています」

Q:やっていて良かったと思う瞬間は?
「精神的に弱いタイプなのですが、キャプテンをやることで少しは成長できたと思います。これまではチームを勝たせたいと思いながら、行動に移せずにいました。キャプテンになってからは勝ちたい気持ちを前面に押し出せるようになってきたので、やって良かったと思います」

Q:最後に選手権に向けての意気込みを教えてください。
「インターハイの立正大淞南戦で勝てたのは良かったですが、次の星稜戦は0-3で完敗しました。悔しさはありますが、ビルドアップの質や球際の強さが足りないと学べたのは大きな収穫です。自分たちの試合後に米子北と日章学園の試合を観たのですが、自分たちとのレベル差を感じれたのも大きかった。以降の練習ではパスの質やスピード、球際といった部分をより意識するようになりました。夏は目標としていたベスト8を達成できなかったけど、選手権こそはベスト8を超えられるようしっかり頑張っていきたいです」


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