【全出場校】第100回全国高校サッカー選手権登録メンバー【掲載中!】

2021年91校目の取材は4年ぶり24回目となる選手権出場を決めた香川の強豪・高松商業高校サッカー部だ!
取材に協力してくれたのはキャプテンの佐藤海七多選手。キャプテンになった経緯や選手権に向けての意気込みを語ってくれたぞ!

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佐藤 海七多
■ポジション:DF
■学年:3年
■身長/体重:170cm/60kg
■前所属チーム:FCディアモ(香川)
■見てほしいプレー:運動量、攻守両面に絡む動き

Q:キャプテンになった経緯を教えてください。
「僕の3つ上の兄(優多郎)も高松商業でキャプテンをやっていました。中学の頃から兄の姿を見て、高松商業キャプテンになって、全国に出たいと思っていました。兄はキャプテンとして総体で全国に出ている姿を観てかっこいいと思ったり、僕にとって憧れの存在でした。高松商業は学年リーダーがいます。ちょうど兄と入れ替わりで入学したので、弟だと知っている先輩たちが、『お前が学年リーダーをやれよ』と薦めて貰いました。そこはやりやすかったですね。キャプテンになったのは昨年12月。1個上の代が選手権予選で負けた直後に、教室に僕らが集められ、川原先生に『キャプテンは佐藤に任せる』と言ってくださいました」

Q:キャプテンになってからの変化はありますか?
「1、2年生の頃は僕たちの代で何かをした時に話し合いの場を作ったり、横の関係が良くなるように意識していました。その頃は"先輩のために"という想いが一番でした。迷惑かけないというか、先輩のために僕たちが動こうと意識していました。ただ、キャプテンになってから見なければいけない人数が増えました。これまでと同じ気持ちでやっていたら、チームが全くまとまらなかった。今までだった僕1人で何とかチームを回せていたのですが、僕1人では手に負えない部分が増えたので、他の3年生や学年リーダーに託したりしました。キャプテンになってからは周りに助けてもらう機会が増えました」

Q:1人でチームをまとめるのは難しいですよね。
「新チームが立ち上がったばかりの新人戦ぐらいは1人でやろうとし過ぎて、なかなか上手く行かず、雰囲気も良くなかった。最初は3年生が残してくれた物が多く、リーグ戦でも3年生がいるチームに勝てたりしていましたが、今年に入ってからは本当に勝てなくなった。新人戦に向けてどんどん練習試合をやるのですが、そこでも全く勝てなくて。いざ新人戦となっても、そこでも早くに負けてしまった。今になって振り返るとその頃は、チームが上手く行ってなかったですね」

Q:キャプテンとしての手応えを掴んでいったのは、いつ頃でしょうか?
「総体予選で負けてすぐ、川原先生に『1人でやるんじゃなくて、皆にやっても良いんじゃない?』とアドバイスを貰いました。そこから、みんなに託すようになりました。そこからはチームがまとまり、結果が出るようになりました。今でも思いますが、兄や歴代のキャプテンを見ると、めちゃくちゃ大変だったんだなって。そこは尊敬ですね」

Q:やっていて良かったと思える瞬間はありますか?
「やっぱり、選手権で優勝した瞬間ですね。勝った時は、ホッとした気持ちが一番でした。これまではぞっと全国に行けなくて、OBたちの期待を裏切る結果が続いていた。さすがに、そろそろ行かないといけないと思っていたので、少しは恩返しが出来て良かったです」

Q:最後に選手権での目標を教えてください。
「まずは4年前の全国大会で達成できなかった初戦突破を果たしたい。そこから、香川県勢の最高成績であるベスト8を超えられるよう準備していきたいです」


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