【全出場校】第100回全国高校サッカー選手権登録メンバー【掲載中!】

2021年95校目の取材は2年連続30回目の選手権出場を決めた石川の強豪・星稜高校サッカー部だ!
取材に協力してくれたのはキャプテンの中村実月選手。キャプテンになった経緯や選手権の目標などを語ってくれたぞ!

中村 実月
■ポジション:DF
■学年:3年
■身長/体重:183cm/72kg
■前所属チーム:サガン鳥栖U-15(佐賀)
■見てほしいプレー:空中戦の強さとヘディング

Q:キャプテンになったきっかけを教えてください
「今年2月の新人戦が終わった時に正式な形ではなかったのですが、自分がやることになったんです。その後、河合監督に任命されて、いつの間にか決まっていました(笑)。ただ、中学生の時に星稜へ行くと決めてから、キャプテンはやりたいなと思っていたんです。チームに対する声かけや頼られる存在になりたかった。もちろんその理由の一つは先輩である本田圭佑さんへの憧れもありましたし、中学校の時は試合に出られない時期がなかったので引っ張っていける選手になりたいなって思ったんです」

Q:人生で初めてのキャプテンだったので苦労もあったのでは?
「戸惑いはなかったのですが、難しさはありました。チームをまとめることやキャプテンとしての在り方の難しさはありましたね。チームスポーツなのでチームのやる気を引き出したりするのは難しい。自分がやる気に満ち溢れていても、他の選手は学校で嫌なことがあったとか、練習中にうまくいかなくて落ち込むとか、そういう選手を励まして同じ方向を向かせるかは簡単ではなかった。自分も良いプレーをばかりしているわけではないので自分のメンタルをコントロールするのも難しかったです」

Q:その一方でキャプテンをやることで成長できたところもあるのでは?
「キャプテンとしてピッチ外の行動は意識しました。普段は楽しい雰囲気に流されて、練習だけ厳しく言っても周りのみんなは納得してくれない。ピッチ外でも模範になる行動をすることで、あいつなら信用できるなって思ってもらうことが大切。そう思ってもらえるように行動をしていきました」

Q:インターハイではベスト4に入りました。チームとして成長した部分もあるのでは?
「インターハイで全国での立ち位置を改めて知りました。得意なプレーがどこまで通用するかで自信にもなったけど、もっと改善しないといけないところが個人としてもチームとしても出てきたんです。夏に出た課題を生かすために違う目線で自分のプレーを振り返れたので、また一つ成長できたと思います」

Q:選手権の意気込みを教えてください。
「中学時代から100回大会に出たいと思っていました。星稜で優勝して親などにも恩返しをしたいし、メンバーに入っていない選手やベンチの選手の想いもあります。その気持ちを背負って優勝したいと思っています」

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