2022年15校目の取材は、宮城の強豪・仙台育英高校サッカー部だ!取材に協力してくれたのはキャプテンの森島凌選手。
プレミアリーグ昇格や6年連続の選手権出場などを目指すチームのキャプテンになった経緯などを教えてくれたぞ!

森島 凌
■ポジション:DF
■学年:3年
■身長/体重:180cm/68kg
■前所属チーム:鹿島アントラーズジュニアユース(茨城)
■見てほしいプレー:「後方からのビルドアップだったり、ロングフィードだったりを見て欲しいです。DFとしてシンプルなヘディングではね返す部分や、リーダーとしての声かけの部分も意識しています」

Q:キャプテンに選ばれた経緯は?
「3年生の引退が決まった後に、全体で集まる機会をいただいて、その時に城福敬監督から伝えてもらいました」

Q:意外でしたか?それともやっぱりな、という感じでしたか?
「正直なところ、自分は昨年1個上のトップチームで出られていない状況だったので驚きましたが、(就任要請が)来たことに対しては、ポジティブに捉えて、任せてもらったなら監督の意図を汲み取って、しっかりチームを引っ張っていこうという気持ちになっています」

Q:2年連続鹿島アントラーズジュニアユース出身選手がキャプテンですが、前キャプテンの島野怜選手(明治大学)からは何か話がありましたか?
「島野選手はストイックな方なので『頑張って、大変だけど頑張れ』と声をかけてもらっただけでしたが、それだけで伝わってくるものがありました」

Q:コロナ禍で特に2月はほとんど練習ができなかったようですが、キャプテンになって苦労していることは?
「周りのチームが練習があったり、今も大会に参加できたりしている高校やチームはいっぱいありますが、その中で自分たちが練習できていないことに対して危機感を持って、それぞれが取り組むべきことに取り組んでいます」

Q:練習できない期間、こういうことをやっていこうという話はしましたか?
「自分たちの代で特徴的なのはフィジカルが弱いことで、監督やコーチからも言われていました。この時期ボールを使ったトレーニングがうまくできないのなら、苦手なところから目を背けないでしっかり向き合って、フィジカル強化をみんなでしようと話し合って、各々取り組みました」

Q:全体練習が再開した時、そうした取り組みが生きたと思いますか?
「対人形式の練習があまりできていなくて、一度再開して紅白戦をやった時感じた部分はありますが、そこからまた練習が1週間空いてしまい、さらに振り出しに戻った感じです。そうした中でも自分のやるべきことに取り組んで行きたいと思います」

Q:今後の目標は?
「プリンスリーグ東北ではもちろんやるからにはプレミアリーグ昇格を目指して、プレーオフに挑戦したい気持ちがあります。この代の発足から新人大会、高校総体、選手権の県大会3冠を目指していたのですが、早速県新人大会を落としてしまったので、残りの総体と選手権は落とせないと感じています。そこに勝って全国に行って、全国に行くだけじゃ無くて、昨年の先輩方の記録は一つの目標にして、それを越せるようにしたいです。自分たちは昨年の佐藤遼選手(城西大学)や、島野選手のような先輩方のようなスター性には欠けていて、全員がやることを徹底して、1試合1試合本気で向き合っていかないと勝利をつかめないと思うので、そこを怠ることなく、全員で取り組んで行けたら良いな、と思います」

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