2020年73校目の取材はまもなく開幕する高校サッカー選手権に29年ぶりに挑む堀越高校サッカー部!取材に協力してくれたのは、キャプテンの日野翔太選手だ!キャプテンになった経緯や選手権への意気込みを語ってくれたぞ!

日野 翔太
■ポジション:MF
■学年:3年
■身長/体重:165cm/59㎏
■前所属チーム:町田ゼルビアJrユース(東京)
■自分の見てほしいプレー:攻撃の組み立てとゴールに関わるプレー

Q:キャプテンになった経緯を教えてください。
「シーズンが始まる前にチーム全体でミーティングを行い、誰がキャプテンをやるのかを1月の初旬に全員で決めました。誰がやるのかという話をした際に自分が立候補をしたのですが、先輩や他の部員の意見も聞いた上で自分がやることになったんです」

Q:キャプテンになりそうな予感はありましたか?
「ありましたね(笑)。学年のリーダーを1年生の頃からやっていて、去年もやらせてもらったので自分がまとめないといけないという想いはありました」

Q:今年は新型コロナウイルスの影響で練習ができない時期が続きました。キャプテンとしてチームをまとめる難しさはありましたか?
「やっぱり仲間に会えなかった点が一番難しかったです。自分の言葉を直接伝えられないので、みんなに気持ちがなかなか伝わらなかった。ただ、LINEを使ったミーティングやトレーナーが考えてくれたメニューをZOOMでこなすことで、『あいつがやっているな』ということに気付けるようになっていきましたね」

Q:堀越高校では選手交代や練習メニューを選手自らが決めるボトムアップをやっています。そうした取り組みもあったので自分でやる癖はついていた点はプラスに働きましたか?
「そうですね。ただ、指示待ちの選手もいますし、まだまだ足りないんじゃないかなというのを感じています。ボトムアップでやっているので強くなるためには、一人一人の意識がもっと向上していかないといけません」

Q:ボトムアップを導入していますが、キャプテンの役割は普通のチームとは違いますか?
「多少違います。(10人ぐらいで構成するリーダーグループで)練習メニューや試合に出るメンバーを決めたり、AチームとBチームの構成を考えたりしています。そこは普通のチームとはちょっと違うかもしれません。試合中のメンバー交代も自分たちで考えていて、いつどこのタイミングで選手を投入するのかも考えているので、そこはチームの特徴だと思います」

Q:選手交代はどのようにして決めているのでしょうか。
「ベンチに入っているサポートメンバーに伝え、選手交代を行っています。選手権予選決勝では交代枠を使い切った後に追い付かれたので、交代カードを切るのではなくピッチに立っている11人で我慢をしようと考えていました。ただ、スーパーサブで後半から出場した若松隼人は途中から入れることを考えていて、タイミングを見計らって投入するつもりでした」

Q:堀越でキャプテンをやったからこそ身についたことは?
「毎日が勝負で自分が見せないと周りは動いてくれませんし、みんなが動かないと試合に勝てません。自分の行動ひとつひとつを大事にすることはキャプテンにならないと分からない部分でした」

Q:最後に選手権への意気込みを教えてください。
「チームとして29年ぶりの出場ですが結果にこだわりたいし、『良いチームだったね』で終わらないようにしたい。結果にこだわり、勝ちにために良い準備をしたいです」


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