2020年75校目の取材は、三重予選を制して、4年ぶりに選手権に挑む海星高校サッカー部!取材に協力してくれたのは、キャプテンの服部舜選手だ!
後編となる今回は、三重予選や選手権について語ってくれたぞ!

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服部 舜
■ポジション:DF
■学年:3年
■身長/体重:174cm/70㎏
■前所属チーム:愛知FC(愛知)
■自分の見てほしいプレー:「サイドバックなので、最終ラインで守備でボールを奪ってからの攻撃参加が持ち味です。クアドラード(ユヴェントス)が好きで、あの攻撃的なところとかは、自分も突破してのクロスは得意なので見習っています。運動量も自信がありますが、クロスの精度と冷静さをもっと磨きたいです」

Q:準備もほとんどできない中での三重県大会はどんな戦いになりましたか。
「ベスト8での四中工戦とかは先制されて苦しい展開だったんですけど、新人戦の時にも先制されて、返すことができずにそのまま負けていたんです。でも選手権ではみんなその時よりも成長していて、強くなれていたことで、勝てました。大会中にも強くなっていった感じです」

Q:できることが増えていったようなところも?
「できることが増えたというよりは、チームのまとまりが強くなって、全員が勝利に向かってしっかり頑張れた結果だったと思います」

Q:そういった戦いの中で、キャプテンとしての振る舞いはどう心がけたのですか。。
「苦しい時にはしっかり声をかけて、良いプレーをしたらしっかり褒める。チームがマイナスの空気にならないように心がけていました」

Q:この学年は1年生の時のルーキーリーグで優勝していたとのことですが、この3年間の成長についてはどう感じていますか。
「いや、優勝はしましたが、監督たちからは『最弱』だと言われ続けてきました。確かに弱かったと思います。でも一人ひとりがその弱さを自覚して、自分たちの代で選手権に出るためにみんなが意識して練習に取り組んできた結果が今年の三重県大会優勝につながったと思っています」

Q:改めて聞きますが、今年のチームの特徴や強みとは?
「攻守ともにチーム全体がまとまって、苦しい時にも下を向かずに頑張れるところです」

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Q:スピードや技術、戦術ではなく、まずは。
「そうです。まずそういうことをチーム全体でやれる、というところです」

Q:全国大会へ向けてここから何をしていきたいですか。
「自分はまず、基本的なことをしっかりとやれるように、ミスなくやれるようにしていくことだと思っています。チームとしても後は最終確認の段階だと思っているので、簡単なことでミスをしない、基礎的なことを固める、そして試合当日にしっかりやりきれるようにするだけです」

Q:高校選手権というのは自分にとってどんな舞台ですか。
「自分は小学校の時からサッカーをしていて、正月になるとテレビで見ている大会で、自分もこの舞台に立ちたいなと思っていました。海星が前に全国に出場した時には関東まで見に行っていたんですが、会場の雰囲気もすごく良かったんです。選手たちもとても楽しそうにというか、伸び伸びと全力でやれているのを感じたので、自分もこの舞台で全力でプレーしてみたいと思いました」

Q:全国大会を目指す中で、海星を選んだ理由は?
「そこも先ほどの全国大会を見に行った時の印象であったり、ずっと四中工って三重県では言われていて、そこで海星で四中工に勝って全国に行きたいなって思ったんです。強いチームに勝つこと、あとは父親が海星のOBだったことも縁としてはありましたね」

Q:キャプテンとして全国の舞台に立つというのも特別感が増しますね。
「先輩たちが行きたくても行けなかった舞台なので、しっかり先輩たちの分まで闘って、自分たちの目標でもあったので、悔いのないように全力でやるだけですね」


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