2020年76校目の取材は、群馬予選を制して、16年ぶりに選手権に挑む前橋商業高校サッカー部!
取材に協力してくれたのは、全国高校サッカー選手権で選手宣誓をすることが決まったキャプテンの石倉潤征選手!後編となる今回はキャプテンになった経緯などを話してくてたぞ!

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石倉 潤征
■ポジション:MF
■学年:3年
■身長/体重:177cm/69㎏
■前所属チーム:tonan前橋U-15(群馬)

Q:キャプテンになった経緯は?
「学年のリーダーをやっていて、新チームになったときに笠原先生がみんなに確認してくれて、そのままの流れでキャプテンになりました」

Q:伝統校のキャプテンのやりがいを教えてください。
「自分たちは最初に勝てない時期が続いていまして、その中で練習中からみんなに声をかけたり、話し合ったりして、成長してきました。群馬県予選が始まってからもチームが強くなっていって、最後まで勝ち切ることができて良かったです。大変なこともあったのですが、優勝したときに、キャプテンをやらせてもらって本当に良かったと感じました」

Q:今年は新型コロナウイルス感染拡大で練習が一時中断になりました。
「3月から練習が休止になって、春休みに一度再開したのですが、また休止になって、6月までは自宅でのトレーニングになりました。選手同士でLINEでのコミュニケーションを取ったり、笠原先生からZOOMをつないでくれてみんなで話したりしました」

Q:コロナ禍で夏のインターハイが中止になりました。
「2020年のインターハイは地元の群馬県開催で出場枠が2つあったので、自分たちは入学してから、地元開催のインターハイに照準を合わせてきた部分もありました。目指していたものが直前で消えてしまって、すぐには切り替えられなかったのですが、選手権の可能性が残っていたので、みんなで気持ちを持ち直しました」

Q:キャプテンで大変だったことは?
「この代は、良い表現で言えば個性豊かな選手が多く(笑)、まとめるのに苦労しました。コロナの状況でコンディションもバラバラになってしまって本当に難しかったのですが、自分はコミュニケーションを取るのが得意なので、みんなと話しながらチームを一つにしていきました。選手それぞれにかける言葉だったり、場面を考えたりして、話をするようにしました。雰囲気が悪いときには、くだらない話やふざけた話をして、チームを盛り上げていきました」

Q:選手権開幕直前になっていますがどんな気持ちでしょうか?
「自分たちは、選手権予選を通じて、成長することができました。2回戦の健大高崎戦ではPK戦でギリギリ勝って、勝ち上がれました。準決勝の桐生第一戦でもPK勝利で、決勝戦の共愛学園戦も、試合終了間際の2ゴールで逆転勝ちでした。闘争心や勝負強さの部分では自分たちは自信がありますし、その武器を選手権の舞台で発揮したいと思います」

Q:選手権ではどんなプレーを見せたいでしょうか?
「初戦の神村学園は、年代別代表選手もいますし強い相手だと思いますが、負けない気持ちをみせたいと思います。前商は、縦のサッカーのイメージがあると思いますが、しっかりとつないでゴールを狙うスタイルも追求してきました。選手権の大舞台で、観てもらえるたちを楽しませるサッカーを見せたいと思います」


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