2021年12校目の取材は、昨年度の高校サッカー選手権で一昨年度に続く8強入りを果たした埼玉の強豪・昌平高校サッカー部!
取材に協力してくれたのは新キャプテンの篠田大輝選手だ!キャプテンになった経緯などを語ってくれたぞ!

篠田 大輝
■ポジション:FW
■学年:2年
■身長/体重:175cm/68kg
■前所属チーム:浦和レッズジュニアユース(埼玉)
■自分の見てほしいプレー:ゴールを狙う姿勢とシュート力

Q:キャプテンになった経緯を教えてください。
「昌平では毎年前年度のキャプテンが指名しています。その中で選手権が始まる1ヶ月前ぐらいに須藤直輝君から指名され、『仲間に強く言えるからお前を選んだ』と理由を説明されました」

Q:実際に指名されて、驚きはありましたか?
「小学校も含めて一度もやったことがなく、かなり驚きました。ただ、『俺がやってやろう』という気持ちも強くありました」

Q:昌平のキャプテンを任された部分について、そこはどう感じていますか?
「先輩たちが繋いできた伝統が自分に託されたので、責任を持ってやるつもり。直輝君はすごく良いキャプテンだったので、それを上回るようなキャプテンになることが自分の目標です。なので、何がなんでも俺がやるというのは決めています」

Q:具体的には上回るというのはどういうことですか?
「チームをまとめるという部分で直輝君を1年生の頃から見てきました。言葉で説明するのは難しいけど、自分が直輝君よりできることはある。嫌われてもいいから強く言えることと、みんなにサッカーを好きになってもらうこと、全員が日本一に向かって取り組んでいるんだというのを感じてもらうこと。なので、自分が先頭に立ってやらないといけない。去年、直輝君を見てすごいと思ったけど、今年は自分であればどうするかを考えながら取り組んでいきたいです」

Q:現在は新型コロナウイルスの感染拡大の影響による緊急事態宣言により、全体練習ができていません。チームをまとめる上で苦労をしている部分もあるのでは?
「SNSを通じて部員に言えることもあるけど、実際に接してみないと分からない。そこは難しいですね」

Q:そこで思い出すのは先輩たちの姿だと思います。去年の自粛中の取り組みで参考にできる部分もあるのでは?
「それはあります。オンライントレーニングを通じて感じたことは言えている。実際にみんなと話している中ではちゃんとやっていると言う話は聞いているので、仲間たちを信頼しています」

Q:昨年度の選手権では高川学園との1回戦で起死回生の同点ゴールを終了間際に決めました。ただ、それ以降は思うようにいきませんでしたが、選手権の悔しさが今に生きているのでは?
「昨年度の選手権では途中から出場させてもらいました。その中で外から見ていて思ったところはあるし、自分としては前半からゴールの意識が薄かったと感じています。シュートが極端に少ないので、自分がピッチに立った時はゴールを取ることだけを考えていました。そうした課題もありましたが、今年のチームはゴールへの意識を持っている。選手権で関わった選手以外はまだわからないけど、攻撃力はあるはず。昌平の主導権を握って勝つのがチームのスタイルだけど、パスを回すだけでは勝てない。そこは練習から厳しく言わないといけません。ボールを持ったら、一人ひとりがゴールを見る事を意識していきたいです」


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