【全出場校】第100回全国高校サッカー選手権登録メンバー【掲載中!】

2021年98校目の取材は、2年ぶり24回目となる選手権出場を決めた群馬の名門・前橋育英高校サッカー部だ!
取材に協力してくれたのはキャプテンの桑子流空選手。:名門のキャプテンを率いる責任の重みや選手権に向けて色々と語ってくれたぞ!

桑子 流空
■ポジション:DF(CB)
■学年:3年
■身長/体重:180cm/73㎏
■前所属チーム:前橋FC(群馬)
■見てほしいプレー:空中戦の強さと守備の統率力

Q:今季はどんなチームですか?
「攻撃のポジションに、得点力に長けている選手がいて、その中心に笠柳翼がいて、そこはチームの武器です。守備が課題だったのですが、選手権予選から守備が良くなってきて、全国出場、プレミアを決めることができました。良い守備から良い攻撃のシーンが増えて、攻撃力がより生きるようになってきました」

Q:昨年度は、選手権予選敗退でした。
「自分はスタンドで見ていたのですが、あの光景は忘れられません。先輩たちが泣いている姿は、グッとくるものがあって、先輩たちの分まで戦わなければいけないという思いをずっと持っていました。借りを返してやろうと思いましたし、先輩たちが自分たちに大きな力を与えてくれたと思っています」

Q:選手権出場を決めたときの心境は?
「率直にうれしかったです。3年間、選手権で優勝するために頑張ってきました。その中で、群馬県予選の難しさはわかっていたので、勝ち抜くことができて本当に良かったと思います。ただ、ここがスタートだと思っています」

Q:前橋育英のキャプテンに指名されたときの気持ちは?
「前橋育英はキャプテンを選手投票で決めているのですが、1年生のときから学年長という立場で、まとめる役割をやってきていました。2年生のときも2年長だったので、自分たちの代でもチームをまとめる準備はしてきていました」

Q:名門のキャプテンを率いる責任の重みは?
「先輩たちが選手権予選で負けてしまってからの始動になったので、負けられない思いが強かったです。最初は、プレッシャーを感じすぎて、一人で背負ってしまいました。でも、笠柳翼や、徳永涼が支えてくれて、チームが良い方向へいきました。個人的にも良いプレーができるようになったと思います」

Q:キャプテンとして成長できた部分はありますか?
「人間性が一番大きいです。キャプテンとして、準備だったり、片付けだったり、そういう仕事も率先してやっていきました。プレーだけではなく、それ以外のところを意識することで、人間的にも成長できたと思います」

Q:前橋FCの先輩には、4年前に全国制覇を果たした田部井涼元主将(前橋育英・法政大=横浜FC内定)がいます。
「一緒にプレーしたことはないですが、コーチの方々から田部井さんの話はよく聞かせてもらっています。自分も前橋育英のキャプテンとして、田部井さんのようなキャプテンを目指していきました。田部井さんと同じように、全国の頂点に立ちたいと思います」

Q:選手権ではどんな戦いを見せたいですか?
「最初は、うまくいかないことが多かったのですが、山田耕介監督、湯浅英明コーチの指導で少しずつ良くなっていきました。特に守備力が上がってきたことで、攻撃の良さが出るようになりました。2年生で試合に出ている選手もいますが、2年生と3年生の上下関係がなく、私生活から仲良くなっています。ピッチでは2年生が、僕らに要求してくることもありますし、ピッチ上で良い環境が生まれています」

Q:選手権予選で勝利後、プレミアリーグ昇格を決めました。
「自分たちは選手権優勝とプレミア昇格の2つの目標がありました。これまではプレミア昇格を果たすことができていませんでしたが、今季は厳しい試合を勝ち抜いてプレミア昇格を決めることができました。選手権へ向けて、勢いがついたと思います」

Q:100回大会の選手権へ。
「準決勝、決勝が国立競技場なので、そのピッチに立ちたいと思います。サッカー選手として国立でプレーできるのは夢です。ただ、最初から国立を見るのではなく、一戦一戦に集中して、その結果として国立でプレーしたいと思います」

Q:選手権への誓いを教えてください。
「簡単な試合はないと思いますが、前橋育英のサッカーを貫いて、前橋育英のスタイルをみんなに見せたいと思います。そのためには勝利が必要。自分たちの戦いをして、全国制覇を果たしたいと思います」

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