2020年74校目の取材は、激戦の静岡予選を制して、4年ぶりに選手権に挑む藤枝明誠高校サッカー部!取材に協力してくれたのは、キャプテンの中山碧選手だ!キャプテンになった経緯や選手権の目標を語ってくれたぞ!

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中山 碧
■ポジション:トップ下、ボランチ
■学年:3年
■身長/体重:168cm/63kg
■前所属チーム:ジュビロ磐田U-15(静岡)
■自分の見てほしいプレー:チームのために献身的にプレーするところ

Q:どんな経緯でキャプテンになったんですか?
「去年の年末に全体ミーティングがあって、そのときに監督から突然指名されました。自分としては『キャプテンはないだろう』と思っていたので、ビックリしました」

Q:実際にキャプテンになってみてどうでしたか?
「春ぐらいまではキツかったですね。チームを代表して怒られるので。たとえば、自分が全然知らないところで部員の誰かが校内で先生を怒らせるようなことをして、夕方に部室に来たら、そういうことがあったと聞いて、まず自分が怒られるという...(笑)」

Q:サッカーと関係ないことで?
「そうです。サッカーと関係ないことのほうが多いかもしれないですね」

Q:まさに「キャプテンはつらいよ」ですね。
「はい(笑)。ただ、松本監督は人としての部分をいちばん大事にしていて、それは僕らも大事なことだと思っています」

Q:中山選手はチームの司令塔でもありますが、サッカーの中での苦労や楽しさは?
「ハーフタイムでは、監督が話す前にまず選手同士で話し合うんですけど、そのときに自分が中心になって話を進めないといけないし、意見も言わないといけないので、2年生の頃より試合内容について自分で考えるようになりました。なかなか難しいですが、すごく自分のためになっていると感じます」

Q:ハーフタイムだけでなく、試合中にも自分たちで修正する役割が求められますよね。
「はい。そこは完璧とはいかないですけど、自分なりに心がけています。ここがやられてるなとか、ここが空いてるなとか自分で考えて、周りを動かしてうまくハマれば、すごく楽しいですね。そういう経験も以前に比べると少しずつ増えてきたかなと思います」

Q:チームをまとめるという意味では、どんなことを考えていますか?
「僕は『オレについて来い』という感じで引っぱっていくようなタイプではないので、周りに気を配って、いろんな人に声をかけて、仲良くというか一緒にやっていこうという感じですね」

Q:そんなふうに、みんなで団結して楽しくやっていこうというチームカラーなんですか?
「そうだと思います。サッカーの面でも飛び抜けた選手がいるわけではないし、サッカー以外の面でもグイグイいく人はあまりいないので。僕もこのチームでサッカーをするのはすごく楽しいです」

Q:選手権の全国大会で見せたいのはどんなプレーですか?
「個人としては、まず自分のいちばんの持ち味である献身的なプレーをしてチームに貢献することと、最近はトップ下でプレーしているので、アシストとかシュートでゴールに絡むプレーをすることです。チームとしては、うちらしく攻撃的なサッカーを目指して戦いますが、今年のチームは粘り強さも強みだと思うので、苦しい状況になってもチームとして団結して、粘り強さを出して勝っていきたいです」

Q:みんなで決めた目標は?
「もちろん優勝ですけど、前回出場したときは1回戦で良い試合をしたのに負けてしまったそうなので、今はまず1回戦に勝つことを目標にしています。当然みんな緊張すると思いますけど、明誠らしくみんなで声をかけ合って、一戦一戦楽しく全力で戦っていきたいです」


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