29年ぶり3度目となる選手権に挑む東京の強豪・堀越高校サッカー部のエースストライカーである尾崎岳人選手にストライカーとしての気持ちを尋ねてみたぞ!

尾崎 岳人
■ポジション:FW
■学年:3年
■身長/体重:170cm/63㎏
■前所属チーム:すみだSC(東京)
■自分の見てほしいプレー:得点感覚と背後への抜け出し

Q:FWの役割はどういう風に捉えていますか?
「FWは得点を取ってチームを勝たせないといけないポジション。一発でも決めて勝てれば、自分がヒーローになれると思います」

Q:自分の性格がFWに向いているなという部分はありますか?
「シュートを外して落ち込む時があったのですが、去年のシーズン中にCBの井上太聖に『何本外しても一本でも決めて勝てればお前がヒーローなんだから、自信を持って振り抜け』と言ってもらったんです。その言葉があるからこそシュートを思い切り狙えるし、自信を持って振り抜けるようになりました」

Q :どういうきっかけでFWをやるようになったのでしょうか?
「中学校の頃はトップ下をやっていたんです。自分が抜け出すときもあれば、自分が味方を使ってチャンスを作るタイプのプレーヤーでした。中学時代もFWをやることはあったのですが、たまにやっているという感じで本職ではありませんでした。ただ、高校に入ってから一年生の途中ぐらいにFWをやってみないかと言われたんです。そこからFWを務めるようになり、自貪欲にシュートを狙うようになりました。そういう意味でプレースタイルが変わりました。最初は仲間を使うプレーが多かったので」

Q :最後に選手権への意気込みを教えてください。
「個人としても初めての全国大会になります。自分は小学校3年生の時に選手権決勝をテレビで見て、それをきっかけに高校サッカーに憧れました。堀越高校という素晴らしい環境のチームを選び、29年ぶりに選手権に出場できる。個人としてもチームを勝たせられる選手というのを証明して、(決勝と準決勝が行われる)埼玉スタジアムのピッチに立ちたいと思います」