2020シーズンの27校目の取材は三重の名門・四日市中央工業高校サッカー部!取材に協力してくれたのは、キャプテンの青木晴暉選手!後編の今回は、キャプテンに選ばれた経緯やどうやってチームをまとめていきたいかなどを話してくれたぞ!
青木 晴暉
■ポジション:DF
■学年:3年
■身長/体重:175cm/68㎏
■前所属チーム:アフェラルセ四日市(三重)
■自分の見てほしいプレー:「ビルドアップとフィードが得意です。ドイツ代表のフンメルス選手が好きで、彼の正確なビルドアップは見習っています。右利きですが、逆足のキックの精度がまだまだ足りないので、ここからもっと技術を高めていきたいですね」
Q:まずはキャプテンに選ばれた経緯は?
「新チームが始まる時の最初のミーティングで、立候補しました」
Q:毎回、このチームは立候補で決めている?
「いや、去年のチームから立候補になりましたね。それまでは監督たちが指名していたと思います」
Q:ではキャプテンになりたかったのですね。
「いや...。去年から試合に出させてもらっていて、選手権にも出させてもらえたのですが、そこでやっていく中で自分の責任感が高まりました。そこで自分がキャプテンをしなければいけないな、と思ったのが立候補の理由でしたね」
Q:周囲の反応は?
「先輩が『キャプテンやるのか?』と聞いてくれて、相談にも乗ってくれました。そこでポジション的にもキャプテンをやるのはいいんじゃないか、と言ってくれたことがありましたね」
Q:実際キャプテンになったこと、それ以上に今年は取り巻く環境が大変ですね...。
「去年の冬の選手権でケガをしていたことで、最初はプレーができなかったこともありました。その間は副キャプテンの宮木と亀井がやってくれていたんですが、プレーできない状態でチームをまとめることがどれだけ難しいかと思いました。自分が先頭に立って何事もやっていかないと、部員たちはついてきてくれませんから。そういうところでは気配りの難しさを感じました」
Q:キャプテン経験は?
「中学生の頃はやっていたんですが、その時は自分勝手にというか自分のことだけしかやっていなかったので、全然違うなと自分で思います」
Q:自分が見てきた四中工のキャプテンは2人いると思います。彼らを参考にしたことなどはありますか。
「去年の森さんはとにかく技術がすごくて、プレーで引っ張る感じでした。2つ上の山本さんも上手いですが、みんなをまとめる力がすごかったです。二人ともサッカーも、私生活でもしっかりした人だったので、見習いたいと思っています。二人ともプロになっていますから」
Q:ここ2年間は連続でプロを輩出しています。彼らから学ぶことも多かったでしょうね。
「そうですね。サッカーに対する姿勢が本当に、他の選手とは違いました。見習いたいです」
Q:四中工に来たくて来た選手としては、そのチームのキャプテンというのはプレッシャーも感じているのでは?
「ああ、もう本当にそれはあります。もう四中工サッカー部のことしか考えなくなりました」
Q:ここからどうやってチームをまとめていきたいですか。
「キャプテンになったからには自分がしっかり責任をもってプレーして、どんな時でも声を出して。自分が前を向かないと、チームがやっていけないという意識をもってやっていきたいですね」
Q:いろいろなタイプのキャプテン像がありますが、自分は?
「ポジション的にも全体を見られるので、まずは指示をしっかり出して、引っ張っていけるようにしたいです。試合中の声がけや時間の使い方などもキャプテンになって意識するようになりました。みんなより早く練習場に来るようにだとか、そういう部分は変えたところです」
Q:見本になろうとしているのですね。
「そうです。やっぱりみんなについてきてほしいので」
Q:そこには仲間のサポートもありますよね。
「2人の副キャプテンがいて、亀井は自分が上手くいかなかった時に支えてくれましたし、宮木は試合中にチームを助けてくれます。わからないことがあれば二人に相談するようにしていますし、決断もそこからして。3人の関係性でうまくやれていると思います。監督も指示はすべて僕に伝えてくれますし、普段からコミュニケーションをとってやりやすい環境にしてくれていますね」
○後編はココから!
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