【取材校】ヤンサカ編集部がキミの学校をZOOMで取材【募集中!】

2021年74校目の取材は、7年連続の選手権出場を目指す富山の強豪・富山第一高校サッカー部だ!取材に協力してくれたのはキャプテンの渡邊快誠選手。キャプテンになった経緯や選手権への意気込みなどを語ってくれたぞ!

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渡邊 快誠
■ポジション:DF
■学年:3年
■身長/体重:178cm/66kg
■前所属チーム:富山北FC(富山)
■見てほしいプレー:ヘディングと声

Q:キャプテンになった経緯を教えてください。
「昨年から、学年代表をやっていたのもあり、昨年のキャプテンである孝井(捺希)さんからは選手権が終わったタイミングで、『来年は任せたぞ』と言われていました。試合にはなかなか出れていなかったのですが、この代を纏めなければと思っていたのもあり、チームキャプテンに立候補しました。そこから、全員の投票でキャプテンに選ばれました」

Q:元々、チームを引っ張る性格だったのでしょうか?
「元々、中学でもキャプテンをやっていて、試合中はずっと声を出していました。高校に入った1年目は、学年代表ではなかったのですが、声を出し続ける姿をみんなが見てくれて、『学年代表は渡邊がいいんじゃないか』と言ってくれ、2年目から僕がやるようになりました」

Q:キャプテンになってからの変化はありますか?
「今までは自分の学年だけを見ていたのですが、キャプテンになると1年生と2年生も見なければいけません。自分から直接声をかけるのはなかなかできないので、各学年の代表と頻繁に連絡をとって、全体の様子を知ろうとしています。もし、部のルールなどが守れていなかったら、注意をしてもらって、チーム全員の意思を高めていければと考えています。インターハイは気の緩みがあったから負けたんじゃないかと思うので、そこからはサッカーだけでなく学校のルールや挨拶を徹底できるよう意識しています。インターハイで準優勝した一昨年の代は、そういう部分もきちんとできていたので、僕らも追いつきたいです」

Q:今はスタメンで出られず、キャプテンとしての難しさや葛藤もあるかと思います。
「本音で言うと、自分も試合に出てキャプテンとして声を出したい。でも、実力が足りないのは分かっているので、キャプテンになった時点で出られないのは覚悟していました。試合で引っ張る部分は、出ている副キャプテンの(中川)晟に任せて、自分は声を出すだけでなく、試合に落ち込んでいる選手の話を聞いたり、サポートなど部分で貢献すれば良い。それがチームキャプテンとしての仕事かなって。他のチームのキャプテンとは違う仕事があると思っています。スタメンで出られず辛い時もありますが、やっていて楽しいです」

Q:やっていて大変さや喜びを感じる瞬間は?
「自分は試合に出ていないのに、チームが負けた時は大変さを感じます。自分だけ元気でいても、テンションが低くても、『お前は出ていないのに』と思う選手がいるはずなので、どういう声を掛ければ良いか凄く悩みます。喜びを感じるのは、チームメイトに『ありがとう』と言われた時です」

Q:インターハイ予選での結果は、どのように振り返りますか?
「泣きまくりましたね。スタンドで試合を見ていて、何もできないのが悔しかった。声も出すことすらできなかったので、試合が終わった後に慰めたりしていました。でも、ベンチに入れていたら、できることはもっとあったと思うんです。あの時は、Cチームにいたので、少しでもトップチームに近づこうと必死でした。そこから今まで以上に一生懸命練習して、夏休みからはAチームにいれています。選手権では夏とは違った形で、チームに貢献したいです」

Q:最後に選手権への意気込みを教えてください
「3年生にとっては最後の大会です。今までお世話になった先輩たちの分まで、頑張りたいです。そのためには、まずインターハイで負けた高岡第一に借りを返したい。県大会を勝ち切ることができれば自信に繋がると思うので、その自信を結果に繋げたいです」


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