【取材校】ヤンサカ編集部がキミの学校をZOOMで取材【募集中!】

2021年61校目の取材は、愛知の強豪・刈谷高校サッカー部だ!
取材に協力してくれたのは、キャプテンの和田健人選手。後編となる今回は、インターハイの振り返りや冬への意気込みなどを話してくれたぞ!

前編はココから!


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和田 健人
■ポジション:FW
■学年:3年
■身長/体重:178cm/72kg
■前所属チーム:VIVA FC(愛知)
■自分の見てほしいプレー:「自分の見てほしいプレーは、ガッツあるプレーとヘディングですね。僕は2年生の冬にFWになって、技術はないんですけど気合で何とかしているタイプのFWです。ハードワークなんてそんなしてないんですが、思いきり身体を当てたり、ヘディングが一番マシなので、ヘディングでそらしたり、コーナーキックで頑張ったり、技術はAチームの中でドベの方だけど、そこは気合で。好きな選手は...最近は大迫勇也選手とか見ますけど、やっぱりイブラ好きっすね。イブラヒモビッチ。イブラは良い!(笑) 実は僕、スウェーデンに住んでいたことがあって、それでイブラが近い存在だったこともあるんです。4年半住んでました」

Q:今年のインターハイはどうでしたか。
「正直言えば、1回戦の名東戦は途中で出て、出たんですけどすぐに得点が入ってチームが守りに入ったので、僕は走り回ってバテて終わったという感じ。2回戦の大府東戦はスタメンだったんですがあまり上手くいかなくて(苦笑)。それで前半で交代になって3回戦の名古屋戦は出場なし。その時はとにかくベンチからめちゃくちゃ声出しました。準決勝の東海学園戦は途中出場でヘディングシュート3回して、僕のところにもゴールチャンスが来たんです。でもそれをトラップミスして、味方のところにボールが行って得点になったんですよ。僕のトラップミスからゴールが入って、PK戦も決めることができて。決勝も後半から途中出場したけど何回かファウルをもらったぐらいですかね(苦笑)。PK戦も決められましたけど、でもインターハイは『このままでは戦えない』と思いました。だから今は足元、技術を鍛えていますが、選手権ではみんなももっと鍛えてくるので、身体も。僕もやらなきゃな、と思ったのが今年のインターハイでした。それにFWなのに得点を決めていないんです。公式戦では1点も決めていないので、さすがに。後半にチームが助かるFWにならないとな、と思います。まだ何となくやっていたところがあったので、もっとチームに貢献しないといけないです」

Q:刈谷伝統のスタイル、イメージがある中で、今年のチームの色はどんなものがありますか。
「今年のチームは個の技術が高くて、サイドのアタッカーもそうですし、トップ下、ボランチ、センターバックも個の能力が高いです。その個でも打開ができますし、みんなでパスをつないで崩していくこともできます。2年生がスタメンに多くて、今年は2年生に助けてもらっていますが、やっぱりみんな技術が高くて個が優れています」

Q:自分たちで試合を攻略していく部分、その連帯感やまとまりをどう感じていますか。
「インターハイの準決勝は、監督に『こういうフォーメーションではめていくのが良いんじゃない?』と言われたんですが、みんなで話し合った結果で『こっちの方がいいんじゃないか』というものができて、それで戦ったんです。結果として上手くいかなくて、監督の言う形になったんですが、そういった部分ではみんなで一体になってやれましたね」

Q:監督の意見よりも自分たちの意見をまずは通すようなこともするのですね。
「昼休みに僕たちは集まるんですが、その試合3日前くらいに『この形が良いんじゃないか』と話があって、でも『こっちの方が良くない?』みたいな話になって、結局は監督に『こっちでいきます』と意見を言いに行きました。結果ははまらなかったですが、そういう失敗もありかなって感じでもありました。監督も『じゃあそれで行ってみるか』って言ってくれました。まあ、その試合の飲水タイムでは『ほら言ったじゃねえか』なんて言われましたけど(笑)」

Q:それは面白そうですね。普通にサッカーやっているよりも。
「やっぱり自分たちで考えて、実行することは将来にもつながるかなって思います。僕はそんなにかかわってはいないんですが(苦笑)。でも、3年生のBチームの選手で、今は引退してしまったんですが、本当に分析がすごい選手がいたんです。試合を全部見て相手選手の特徴からフォーメーションも後半になってこうなったとか、全部分析できる選手が。その選手のおかげでみんなで話し合うことができたので、本当に感謝でしたね」

Q:キャプテンとしての難しさやまとめる苦労などは感じますか。
「いやあ、サッカーはいつも気軽にやっているので...どうだろうな(笑)」

Q:感じていないようですね(笑)。
「全体キャプテンなのにあまり指示が、サッカーにおいて出せていないのが少し情けないなとは思いますが、僕にはその技術でみんなに伝えるものが少なくても、それは他の選手に頼んで僕は盛り上げたりして。鼓舞して。それぐらいで、こういう取材を受けても試合にめちゃくちゃ出ている選手ではないのでこんなものにしかならなくて、もっと頑張らないとなって思います」

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Q:ただ3年生ですし、一緒にやってきた仲間とのサッカーを良い締めにしたいと思う中で、キャプテンということで余計に強く思う部分もあるのではないですか。
「残りの高校サッカーは少ないですし、もっと長くみんなとやっていきたいです。インターハイは愛知県の決勝で負けてしまったので、選手権こそ、という想いはあります」

Q:刈谷高校においては受験勉強との両立もレベルが高いところがあったりして。
「本当に、こんなにつらいのか、という感じですね。こんなに両立させるのって難しいのかって感じています。でも、隙間時間にやっていくしかないです。実は僕はサッカーも勉強も部の中では下の方なので、必死でついて行っている感じです(苦笑)」

Q:個人的にも、チームとしても、選手権に向けて良くしていきたいところはどんな部分ですか。
「チームとしては引く相手に対してしっかり崩していかなきゃいけないところ。インターハイの時にも引く相手が多くて、僕たちはボールを回すので。決勝の中京大中京戦も引かれたところを崩しきれなくて、点が入らなかったところがありました。1回戦の相手とかも引いてくるので、最後まで崩しきるところ、そのレパートリーを増やしていきたいです。例えば外を使ったりとか。自分としては個の技術を上げていかないと、最後で決めきれないですし、中京大中京戦も僕はチャンスがあったんですよ。スルーパスが来て、相手にファウルされてFKはもらったんですが、そこをしっかり勝たないといけないです。これからの使われ方はわかりませんが、FWとして決めきらないといけないと思っています」

Q:相手に引かれたならば、やや強引な攻め方として自分のヘディングを、というところもあるのでは?
「ヘディングは得意なので、うまく逸らしてとか、僕が違いを出せればとは思いますね。まだ今は活躍、選手権でゴールを決めるイメージをもって練習をしています」

Q:改めて残り半年、高校サッカーの締めに向かっての意気込みを聞かせてください。
「インターハイは全国に出られなかったんですが、選手権の方が注目度は高いですし、この伝統ある刈谷高校で全国に出たいですね。まずは県で優勝して、全国に出て、全国でも勝っていけるように残リ少ないですがみんなで頑張っていきたいと思います」


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