2021年15校目の取材は、第99回全国高校サッカー選手権静岡予選で東海大一以来28年ぶりに決勝進出を果たした静岡の注目校・東海大翔洋高校サッカー部!
取材に協力してくれたのはキャプテンの中村流空選手だ!キャプテンになった経緯や今年のチームの特徴などを語ってくれたぞ!

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中村 流空
■ポジション:ボランチ
■学年:2年
■身長/体重:173cm/63kg
■前所属チーム:エルドラードFC(山梨)
■自分の見てほしいプレー:両足のキックとゲームメイク

Q:どんな経緯でキャプテンになったんですか?
「うちは毎年同じ決め方で、新チームになるときに2年生全員で投票してキャプテンを選びます。立候補というのはないんですが、僕は自分がやりたいという気持ちを出していて、みんなが投票してくれて決まりました」

Q:自分で意思表示していたのはなぜですか?
「1年の頃から中心に立つことが多かったので、自分がやらなきゃなという気持ちと、やってやろうという気持ちがありました。去年は先輩たちが久しぶりに(高校選手権)県大会の決勝まで行ってくれて、チームとしてすごく良い経験になりましたし、僕らでもやれるんだと思わせてくれました。うちは県のBリーグですが、県大会ではプリンスリーグのチームにどんどん勝っていって。とくにメンタル面でこうやって戦うんだぞというところを見せてくれて、すごく頼もしかったですし、自分が中心になって先輩たちが果たせなかった全国出場を達成したいと思いました」

Q:メンタル面で勉強になったところとは?
「よく太田先生が『余裕でプレーする』と言うんですけど、どんな強い相手にも平常心で自分のプレーをするというところですね。それはチームとしていつも意識しているところですが、先輩たちは格上との試合でも、エコパでの決勝でも臆することなく自分たちのパスサッカーを見せてくれました」

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Q:キャプテンをやって辛いところはありますか?
「チームの方針として『ボトムアップ』と言って選手に任せられることが多いので、練習前の選手ミーティングとかで話をうまく進めたり、意見をまとめたりするのは......辛いわけではないですけど、ちょっと苦労しますね(笑)」

Q:生徒の主体性に任せてくれているわけですね。
「はい。監督もコーチ陣も信頼して任せてくれているので、選手主体で良い雰囲気でやっていきたいと思ってます。だから、練習から自分たちで雰囲気を作っていくとか、みんなの様子を見ながら声をかけていくのは自分の仕事かなと思ってます」

Q:自分にプラスになることも多そうですね。
「そうですね。人前に立つことやコーチ陣と話すことも多いし、言いにくいこともみんなに言わなきゃいけないんですが、コミュニケーション力という面でもプラスになっているのかなと思います」

Q:今年のチームの特徴は?
「うちはパスサッカーがベースですが、今年は縦への推進力もあるので、それも生かしながらやっていきたいです。守備の面ではハードワークとか球際にもこだわっているので、練習の1対1のところからそこを追求して、誰もサボらずに全員でハードワークするということを意識しています」

Q:今年の目標は?
「まず全国大会に出ることです。エコパ(県大会決勝)に戻って、先輩たちの借りを返したいです。選手権でもインターハイでも長く全国に出られていないので、僕らの代でもう一度強い翔洋というのを見せたいと思っています。今やっていることをみんなで高め合っていければ、必ず目標に届くと信じて頑張っています」


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