2021年42校目の取材は愛知の強豪・中京大中京高校サッカー部!取材に協力してくれたのはキャプテンの横井文太選手だ!
前編となる今回は、キャプテンになった経緯やキャプテンになってみて、変わったことなどを語ってくれたぞ!

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横井 文太
■ポジション:DF
■学年:3年
■身長/体重:178cm/68㎏
■前所属チーム:名古屋グランパスU-15(愛知)
■自分の見てほしいプレー:「後ろからチームを支えるコーチング、味方を動かす声掛けというところでのコーチング能力と、後ろからの組み立てで攻撃を作っていくところですね。1対1の対人守備にも自信があります。セルヒオ・ラモスが一番好きで、対人の強さや厳しさは世界トップレベルですし、ラモスの動画は試合前にも見てイメージつくりをしています」

Q:まずはキャプテンになった経緯を教えてください。
「中京大中京は各学年に学年リーダーという役があるんですけど、自分はそれを1年生の頃からやっていました。3年のキャプテンはみんなで決めるんですが、僕は自分がこのチームを引っ張っていきたいと思ったので、立候補しました。それにみんなも賛同してくれました」

Q:学年リーダー経験者としてキャプテンになれたかもしれないけど、手を挙げてなりたかったと。
「はい。自分がキャプテンになって全国に連れて行きたかったですし、このチームを日本一のチームにしたかった、という想いもありました」

Q:もともとキャプテンなどはやりたいタイプだったのですか。
「これまでキャプテンをやったことはなかったんですが、DFとして後ろからチームを支えている感覚は持っていました。いろいろな指導者の皆さんやチームメイトからもそういうことは言われてきていたので、自信をもってやっています」

Q:逆に言えば今までキャプテンやっていなかったのが不思議なくらいというか。
「中学の頃はキャプテンどころかあまり試合に出られていなかったので。小学校の頃は副キャプテンとしてキャプテンを支える側にいました」

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Q:学年リーダーではなくチームのキャプテンになってみて、変わってことはありますか。
「そうですね。学年リーダーは自分たちの学年のみを指導したり、気にかけるだけで良かったんですけど、チーム全体のキャプテンとなると後輩の指導であったり、メンバーと監督を中間管理職的につなぐ役割も増えます。やっぱり自分が想像しているよりも大変な仕事ですけど、やりがいも感じています」

Q:自分が知っているキャプテンたちに話を聞いたりは?
「自分が見てきた過去2年のキャプテンたちで言えば、2年前は山口輝くんという、本当にチームを背中で引っ張るようなキャプテンでした。みんなもそれについていく姿を見ていましたし、自分もああいうキャプテンになれればと思いましたね。去年のキャプテンは普段は大きな声で指示するわけでもなく、あまり多くを話す人ではなかったけど、その分プレーでチームを引っ張るところがあって、ふたりとも尊敬しています。自分もまだまだ見習うところが多いです」

Q:自分のキャプテン像というか、表現したい部分は何かありますか。
「やっぱり、自分はプレーヤーとしてはそんなに上手いタイプではないので、プレーで引っ張るというよりはピッチ外でも声を出しまくって、チームを動かすというキャプテン像を意識しています」

Q:確かに先ほどの練習でも『もっと試合を意識しよう!』など声掛けが多かったです。
「そうですね。細かいところも自分は口に出してやっていこうと思っています。その意識付けは必要で、プレーを見て何かを感じる選手と感じない選手がいるので、実際に耳で聞いてやる方が意識ができるようになると考えています」

Q:声掛けについては褒めるだけでなく、意識させるようなことを考えていると。
「だいぶ厳しいことも言ったりしますし、そこで言い返してくれたら逆に相手の意見もわかります。そうなれば良いコミュニケーションが取れると思うので、良いことだと思ってやっています」


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