2021年42校目の取材は静岡の伝統校・清水東高校サッカー部!取材に協力してくれたのはキャプテンの五十嵐宥哉選手だ!
キャプテンになった経緯や部活と勉強の両立などについて語ってくれたぞ!

P6150216.jpg
五十嵐 宥哉
■ポジション:CB、ボランチ
■学年:3年
■身長/体重:174cm/65kg
■前所属チーム:ロプタ静岡(静岡)
■自分の見てほしいプレー:ボールを奪って攻撃につなげるプレーとコーチング

Q:キャプテンになるときは、どうやって決まったんですか?
「去年の選手権が終わってから監督の渡邊(勝己)先生に体教(体育教官室)に呼ばれて、やってくれないかと言われたので、そこで『はい』と言って決まりました。うちは毎年そう感じで決まるみたいです」

Q:実際やってみてどうですか?
「やっぱり伝統あるチームということで責任というのを感じますね。これまですごい人たちがキャプテンをしていますし。だから自分が誰よりもやらなきゃいけないという気持ちは強いですし、やりがいはすごくあります。自分の思ったことを伝えやすい立場でもあるし、やって良かったなと思っています」

Q:この学校の卒業生で尊敬している選手はいますか?
「やっぱり内田篤人さんですね。去年はコロナもあって、まだ会ったことはないですけど、そういうすごい先輩がこの学校から出ているというのは励みになります」

Q:進学校なので文武両道という面もありますか?
「はい。みんな進学のことも考えますし、教員志望もいて、Aチームだけど(校内テストで)1桁順位に入っている選手もいます。あと赤点を取って補講があったりすると、練習に遅れたり、遠征に行けなかったりすることもあるので、赤点だけは取らないように頑張ってます(笑)」

Q:勉強もしっかりやっているほうが部活に良い影響が出たりしますか?
「そうですね。勉強も集中してしっかりメリハリをつけたほうが、部活にも集中できると僕は思います。どっちもダラダラやるというのがいちばん良くないので」

P6150102.jpg

Q:家で勉強する時間はありますか?
「うちは練習時間も2時間以内で終わって、自主練をしても7時半が完全下校と決まっているので、勉強する時間はあります」
Q:県外から来ている選手は少ないんですよね。
「はい。寮もないですし、学校の近くの親戚の家から通っているとか以外は、県外の人はいないです」

Q:なのにインターハイ県大会の決勝で静岡学園と互角の試合をしたというのはすごいですね。
「みんな真面目に集中して練習をやれているというのは、このチームの特徴ですし、今年のチームは得点がけっこう取れるというのは大きいと思います。例年だと1-1とか0-1という展開から引き分けたり負けたりしていたんですけど、今年はその中でしっかり点を取って、勝ちとか引き分けに持っていける力があると思います。得点力がある選手がいて、途中から入って勢いを出せる選手も多いで、それも大きいと思います」
Q:昔からの横断幕で『ねばれ はしれ 清水東』というのが有名ですが、しっかり守れるという部分は伝統的な武器だと?
「はい、そこはベースとしてあると思います」

Q:インターハイ決勝は惜しくもPK戦で負けてしまいましたが、その後の部内の様子はどうですか?
「僕はケガで決勝に出られなかったのが悔しかったですし、みんな本当に(全国へ)行けると感じていたので、終わった後はみんな本当に悔しくて泣いちゃってましたね。だから選手権では今度こそ全国へという気持ちがより強くなっているのは、練習をやっていても感じます」

Q:29年ぶりの全国出場を達成するにはどんなところが大事になると?
「うちはリーグ戦では県のBリーグなので、強い相手と公式戦をやる機会が少ないですが、プリンスリーグとかの強豪にどうやって勝てるようになるかというのが大事になってくると思います。たぶん守る時間帯が多くなるでしょうが、そこはしっかり守りきって、少ないチャンスを決めきるということを今から突き詰めていきたいと思っています」


cp_banner1.jpg