【全出場校】第100回全国高校サッカー選手権登録メンバー【掲載中!】

2021年92校目の取材は4年ぶり2回目となる選手権出場を決めた三重の強豪・三重高校サッカー部だ!
取材に協力してくれたのはキャプテンの吉良元希選手。キャプテンになった経緯や選手権に向けての意気込みを語ってくれたぞ!

4.jpg
吉良 元希
■ポジション:FW
■学年:3年
■身長/体重:181cm/74kg
■前所属チーム:JSC SAKAI(大阪)
■見てほしいプレー:ゴール前での仕事が出来る事、ポストプレー

Q:キャプテンになった経緯を教えてください。
「1年生から試合に出させて貰っていたのもあり、チームが自分たちの代に変わる時に自然とキャプテンになりました。自分の中でもキャプテンをやる雰囲気があったし、チームの中でもあったのでそのまま自然にやらせてもらっています」

Q:なってからの変化はありますか?
「キャプテンになってから、より一層責任と自覚が芽生えました。最初はどうやって、111人を1つにまとめ、Aチームを引っ張っていくかばかり考えていて、最初の2か月はキャプテンとしてだけでなく、自分のプレーも上手く行きませんでした。そこで、大事だと思ったのはまずは自分がどうしたいか。個人の色をチームに出せば、仲間の1人が理解して自分に付いてきてくれるかもしれない。それが2人、3人となっていけば、自分が理想とするチームになると考えました。サッカーを一生懸命やるのはもちろんですが、ピッチ外での準備や学校や寮での生活をきちんとしなければ上手くなれない。自分は技術がない分、そこしかないと思っているので、自分がそこを誰よりも意識するうちに皆が理解し、チームがまとまっていった気がします」

Q:大変さを感じた瞬間は?
「最初はまとまりが本当になくてミーティングしようと言っても、何も喋らないし、喋れない。本当にチームじゃなかった。僕1人で空回りしていた気がします。4月位にはキャプテンとして失格ですが、『Bチームに行って、サッカーが上手くなりたい。キャプテンを降りて、Bチームに行きます』と監督に伝えた事もありました。その時に監督が自分の色を出せと言ってくださり、確かにそれは大事だなと思いました」

Q:やっていて良かったと思える瞬間は?
「今では自分がキャプテンじゃない位、全員がリーダーシップを持ってやってくれている。僕がキャプテンじゃなくても良いかなと思える位です。皆が僕の想いを理解し、助けてくれているなと感じる場面が増えたのは嬉しかったです。公式戦でも初めは僕しか声を出さない事もありましたが、今ではみんながどんどん率先してチームのために動いてくれる。ピッチでも、ピッチ外でも自分のために助けてくれています」

Q:最後に選手権への意気込みをお願いします。
「僕らの代は、良い意味でアホが多い。何時までボールを蹴っているのって思う位サッカーが好きな選手ばかり。ピッチ外でもアホほど仲が良い。皆で全国ベスト4を目指そうと言い続けてきました。自分たちは全チームの中で一番下手ですが、一体感を持って全員でベスト4に行きたいです」

cp_banner1.jpg